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宮沢賢治の絵本 オツベルと象なかなかよいと思う みんなの声

宮沢賢治の絵本 オツベルと象 作:宮沢 賢治
絵:荒井 良二
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年10月
ISBN:9784895881166
評価スコア 4.22
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みんなの声 総数 22
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  • 対比 受賞レビュー

    オツベルと象というのは、人間のいろいろな対比なのかなとおもいました。良くにまみれた人間と動物、生き物、また他の人間、、、このお話だけでなく、現代でもそのようなことは多くあります。労働を強いられる部下と会社、自分の思いのままにする親とそれに従う子、人と人、人と物が向き合っていないと、その関係は本当に恐ろしいものになります。荒井良二さんの絵はかわいらしいものばかりかと勝手に思っていましたがものすごい迫力でぐいぐいとひっぱっていく力がありますね。名作なのにそれを感じさせない独自の世界で描き切っています。すばらしい。

    投稿日:2014/06/19

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  • 独特な音の表現

    荒井良二さんの色鮮やかで可愛らしい絵を楽しみながら、ワクワクと読み進めたのですが、途中からおはなしは思わぬ方向へ。
    「のんのんのんのん」「グララアガア、グララアガア」という独特な音の表現が、恐ろしさを際立たせます。
    真っ赤に描かれた、ページいっぱいの象の群れはとても迫力がありました。

    投稿日:2014/06/11

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  • 名作は何度でも

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    オツベルを絵にすると、こうなるのですね。
    中学の教科書にのっていた話で、荒井さんの絵本が出ていると知り、読み返す良いチャンスと思い手にとりました。
    何度も音読した記憶が甦り、リズムはさすが、テンポよく、「ぐららあがあ」など独特の言い回しは頭に残っていました。
    中学の時は、「象がかわいそう」という印象しかなかったのですが、今読むと、表紙の白い象と裏表紙の大きなオツベルの顔に代表されるように、その対比が描きたかったのかとも思います。
    十把から三把に減る藁と、三日の月から十日の月に変わっていく変移など、授業でしたことは覚えていたのですが、絵で表されるとまた色彩がものをいうなと感じました。
    荒井さんといえば「たいようオルガン」や「きいろいバス」で美しい黄色のイメージがあり、物語前半もその基調で馴染みやすかったのですが、後半の怒りを表す赤、色調がガラッと変わって、どきっとしました。
    きっとこの絵本の絵は賢治の名文に伴われて忘れないというくらい、素晴らしいコラボだと思いました。
    名作を、名画家さんで読み直せる醍醐味を堪能させていただきました。

    投稿日:2010/11/12

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  • ざらざらした読後感

    有名な作品だということは知っていましたが、恥ずかしながら、初めて読みました。

    いつの時代にも、どこの国にもいそうなオツベルの強欲さ、醜さがずっしりと心に残ります。鎖で繋がれてさえも、気持ちよく働く白い象がまぶしく映ります。搾取される者の方がよほどか幸せに生きられるような気がしました。

    迫力ある絵によっていっそう強い印象が残りました。

    息子はまだ2歳なので、これを読み聞かせるのはまだまだ先のことだと思いますが、小学生くらいになったら一緒に読んでみたいと思いました。

    投稿日:2010/10/26

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  • 白象の目的は

     ママの声に「解釈が難しい」という感想がありました。私も、白象の目的がなんなのかよくわからなかったです。
     欲張りなオツベルに、何かを気づかせよう、というわけでもないようです。白象は、くさりをつけられても楽しそうに働いています。

     白象のおだやかな表情にくらべて、オツベルの強欲な顔が、あまりにすごくて笑ってしまいました。

     三日の月、五日の月、十日の月、が忠実に描かれていてしみじみしました。

    投稿日:2010/10/21

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  • 「ちいさくなっちゃった」

    象の仲間たちが起こるシーンが印象的だったようで、「おこっとる」
    と言ってはそのページに戻ってしまいます。
    そして、最後の象の姿を見て寂しそうに「小さくなっちゃった」と言っています。
    私も「さびしくわらってそう云った」でとても切ない気持になってしまいます。

    投稿日:2010/05/11

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