まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)
しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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4件見つかりました
作者の作品は知ってるつもりだったけど、実際は全然知らなかった。 あまりに有名で自分も知ってる気になってたらしい・・・ 読み始め、きっとハッピーエンドと思いながら進める。 ん、なんか様子が変わってきたぞ・・ 人の都合のいい勝手な思い、欲望 象の好意を逆手にとる悪知恵はたらく、あくどさ いつの時代もこんな人間っているもんだなあと悲しくなる 人間と動物、あらゆるもの(全ての生き物、自然など)が助け合い共存できる世界を作者は願っていたと聞いた事がある。 この作品に限らず宮沢賢治の作品にはそんな思いがこめられているという。 欲張りにはバチがあたるものだ。 ぱっと見の絵も目を引くが、わりと長い話の中で 1日の終わりにつぶやく象の言葉がなんだかしみる
投稿日:2009/06/17
当時はあまり話の内容が理解出来ませんでした。宮沢賢治先生の使う言葉は宝石のようで、荒井先生の描く、ずるくて腹黒そうなオツベルと、迫力ある象達の絵もまた素晴らしいです。百姓達の表情もまたコミカル。爽やかな読後感。
投稿日:2014/11/07
楽しい言葉を発する象が、オツベルのところにやってきました。 オツベルと会話のやり取りをしながら、その立場が、どんどん悪くなっていきます。食事の量を減らされながらも、オツベルの要求はどんどんエスカレートしていきます。象の口から発する言葉も次第に元気が感じられなくなり、とうとう… 気持ちとともに変わる背景の色、そして、怒りが伝わってくる色の表現には、思わずドキリとさせられました。意外な結末だと思いながらも、やっぱりそうかと思わずにはいられませんでした。
投稿日:2014/10/27
オツベルの過酷な支配の中で、けなげに働き、弱っていく白象。 赤を背景にしたことで、白象の弱々しさが際立ち、宮沢賢治がこの作品に込めた思いが、ストレートに伝わってきました。 今の社会に通じるものがある内容ですが、もしかしたら宮沢賢治が生きた時代のほうが、今よりもひどい労働環境だったのかもしれませんね。 ----------------------------- それにしても『オツベルと象』の世界観を、荒井良二さんが 見事に描ききっていますね! 編集者松田素子さんインタビューで、ミキハウスの「宮沢賢治シリーズ」は、「基本的にはすべて違う絵描きさんに依頼」されていることを知りました。 『オツベルと象』を荒井良二さんが描かれたのは、さすがの選択だと思います!
投稿日:2014/06/14
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