クリスマスはぬいぐるみにとって
こどもにめぐりあう最大のチャンスなんです。
ろばさんはけんと同じ布でできていて、いつだって一緒、
鼻はけんがキスするせいですりきれています。
でもろばさんが迷子になってしまったおもちゃ屋さんにいたのは
まだ子供に可愛がられたことのないぬいぐるみたちでした。
「こどもに かわいがられるって、どんな きもちかしら」
クリスマスを舞台に描かれるぬいぐるみたちの一途な思いは
抱きしめたくなるような可愛さです。
ろばさんとけんがもう一度会えますように、という気持ちと同じくらい
他のぬいぐるみたちが愛されますように!と思いました。
それから、
「クリスマス」のお話で「ロバ」もいますが
宗教の観点から描かれたものとは違いました。
しまってあったぬいぐるみも引っ張り出して
「ごめんね!」と抱きしめたい気持ちになるんじゃないでしょうか。