てぶくろって、気を付けていても落としてしまうんですよね、、。あたたかそうな薪ストーブで乾かされている、2つのてぶくろのおしゃべりが、聞こえてきそう。右のてぶくろは、いろいろな動物たちをあたためながら、どんどん形が変わっていきます。右と左のてぶくろが、すれちがった場面は、せつなかったです。今はそれぞれ、女の子とリスをあたためています。でも離ればなれになっても、どちらも幸せでよかったなと思いました。
見返しの「アラン模様」、編み物好きなら同じものを編めそうなくらい、リアルな編み目にびっくりしました。まるでこの絵本が毛糸に包まれているようです。あたたかみのある落ち着いた色あいで描かれた絵に、あかいてぶくろがアクセントになってステキですね。