「ころころころ」 ママの声

　かいだんみちは、階段を上るように、さかみちは、よいしょこらしょと一生懸命登る感じで、おちてしまったは、急ぐようになどと、それぞれの感じで読んであげると、子供も一緒になってころころに感情を入れて言ってます。それがとてもおもしろいらしく、何度も何度ももういっかいとよまされます。

いろだまが転がっていくだけのお話ですが、「ころころ」という語感が楽しく、娘もつぼにはまったのかケタケタ笑います。私は本に書いてあるとおりに読んであげただけでしたが、娘が一人で本を開いて「いろだまコローン」「コロコロリン」といろだまをたどりながらよんでいて、いろいろな表現の仕方をおぼえるんだなぁと関心しました。色もカラフルできれいです。素朴なだけに直に感じる絵本です。

ただただ、色のついた玉が何個も何個もころころと転がっていくだけの絵本なのですが、息子はとても気に入ったようです。
階段を上ったり、でこぼこみちを歩いたり、すべりだいをすべったり・・自分は、この色の玉！と言って追いかけて眺めています。

終点まで来ると、「もう一回！」と何度も何度も繰り返して眺めています。

１歳前から読んであげていますが、絵の中のいろだまの動きがとてもよく伝わってきます｡
赤ちゃんが転がるボールに興味を持つのと同じように、本をじっと見ることが多かったように思います｡
お誕生日にクーゲルバーン（色玉を転がすおもちゃ）をプレゼントとして頂いたときは、この絵本を持ってきて”同じ”と喜んでいました｡

読み聞かせは淡々と読んであげたほうがいい、と聞いたことがありますが、我が家でこの本を読むときは、動きに合わせた表現をつけて読んでいます。３歳になった今でも息子は大喜びです。

ころころころ、ころころころ、それだけなんだけど、カラフルなまるたちが、色々な道があって、転がり方も違って、そういう動きが楽しいみたいです。読み終えるとはー、疲れちゃったって感じますが・・・。

絵本の講習会に参加して、この絵本を紹介された時は正直言って、「どこが面白いのかしら？」と思いました。
ところが、「ころ　ころ　ころ・・・」とボールを指でさしながら読んであげると、とても喜んで何回も読んで欲しいとせがみました。読んでいるうちに私も面白くなりました。
とても色使いがきれいで、このボールがどこまで転がって行くのかとても楽しいです。

沢山の色玉がころころと転がっている様子が描かれています。
階段や坂道を上がったり下がったりしているだけなのですが、本当に色玉が転がっているように見えてしまうから不思議です。

色もきれいだし、文章もシンプルなので小さい子にも楽しめるのではないでしょうか。
色の勉強にもいいと思います。

ページいっぱいにたくさんの色玉が出て来て、坂道、山道、嵐の道・・・いろんな道を通っていくお話し。子どもと色玉の数をかぞえたり、どんな色の玉があるかあててみたりするのも楽しいかも。１，２才くらいのお子さんにおすすめです。

小さな玉がころころと色んな道を転がるのがとても楽しいです。色も綺麗で娘は気にいった様子。

1ページごとの配色がとてもきれいです。
娘は、ころころころと言いながらページをめくるたびに「あれ？」というような発見があるようです。
大人から見ると人生のようなものに見えてしまうんですけどね。