「いっしょにいかない？」 みんなの声

土田義晴さんの作品だったのでこの絵本を選びました。さすが土田さんの描く絵は素敵たなと思いました。温かい気持ちを持って絵を描かれているので読者まで温かい気持ちが届いてくる絵でした。主人公の豚さんは私の理想です。嬉しいサプライズに戸惑うことなく皆を幸せにできる素晴らしい性格の持ち主だと思いました。そして、美味しいものは皆で分け合って食べるとなお美味しいという事をこの絵本は教えてくれている気がしました。

ケーキを作ったブタさんに「食べに来て」と招待されたキツネさん。ブタさんの家に行く途中で出会った森の仲間たちを次々誘っていくうちにたくさん増えすぎてしまって・・・
ブタさんに迷惑がられないかとちょっと心配になってしまいます。
でもブタさんはこころよく皆を迎えてくれました。
大勢のお友達と一緒にケーキを食べる様子はとても楽しそうです。
人数が増えた分、ケーキは小さくなったけど、かわりにおはなしがいーっぱいになって、喜びや楽しみはたくさんに増えたんですよね。
「お友達がたくさんくると楽しいね、嬉しいね」と言いながら読みました。
息子は、自分の２歳の誕生日に、たくさんの親戚が集まってみんなで食事したりケーキを食べたりしたことを思い出したようで、ケーキのろうそくを消すまねをしたりしながらとても楽しそうによんでいました。
ちょっとドキドキして、そして最後は微笑ましい、あたたかい気分になれる素敵な絵本です。

心が温まるお話でした。

ぶたさんがケーキを焼いたのできつねさんを誘いました。

嬉しさのあまり、ぶたさんの家に行くまで

会う動物、会う動物にも声をかけて一緒に

ぶたさん家に行きます。

きつねさんも想像しましたが、こんなにいっぱい連れて行っても

大丈夫かな？というところ。

読んでいる私も、ケーキ足りるのかな？と心配でした。

でもぶたさんはイヤな顔ひとつせず、

お皿やフォークを並べてくれていました。

みんながみんなを思いやる、

そのみんなの優しさ、暖かさがとっても伝わりました。

絵もその優しい雰囲気にぴったりだったので

いろんな人に読んでほしいと思います。

幼稚園児くらいでも、充分満足できると思います。