「ぼくはこころ」 ママの声

ぼくはこころ
ぼくはちいさいけれど、きもちはとってもおおきんだ
いつだってきみがすき

好きという気持ちをいろいろな形で、言葉でぶつけられます。
どれもこれも、大きくて、真っ直ぐで、ありがたくて…
こんな言葉を受けたら、自分の気持ちも真っ直ぐに返せそう…
柔らかい絵のタッチ、少ない言葉の中に、愛が溢れています。

とってもキュートな『心』の絵本でした。
短い言葉のセンテンスの中に、優しい気持ちがあふれていて、聞いていても、読んでいても、温かい気持ちになれる気がしました。
また、このハート形の『ぼく』の顔がいいんです。
その時その時で、トリのようにも見えるし、ウサギのようにも見えるし、サカナようにも見えました。
小さなお子さんでも絵を見て楽しめることはできると思いますが、内容をある程度理解できる年頃は４，５歳以上ではないでしょうか？
個人的には、小さいお子さんより中高生への読み聞かせなどに使ってみたい気がします。

読んで〜♪
って　毎日持ってくるわけではないのだけれど、ふと気になる1冊の様です。

母も　読むたび　心があったかくなります。

とっても　あったかくなる言葉でいっぱいなのです。

絵をながめているだけでも　ほわんとこころがゆったりします。

5歳の娘は5歳なりに　きっと感じるものがあるんじゃないかな・・
なんて　母は思います。

この絵本を読んだ後、　必ず「ぎゅっ」
って　してくれる娘です。

小さいけれど大きな気持ちを持つ「こころ」くんが、「きみ」に好きという気持ちを素直に届けます。
ハートの形をしたこころくんが、けな気でとてもかわいらしく見え、優しく温かな気持ちになれます。

恋人に贈るメッセージにももちろん見えますが、親子の愛情としてもしっくりくるような気がしました。
だって、私自身も娘のためならうさぎにだってりすにだってなります。
娘の歌も聞きたいし、何よりもずっといっしょにいてほしい。

普段はそんなことを口に出して言ったりしないけれど、絵本を読んで「ママもこんな気持ちだよ」と伝えてみるのもいいかもしれません。