息子が図書館から借りてきた本です。
「途中でお話しの展開が変わって、おもしろいんだよ!」
と、やや興奮気味でしたのでかなりの期待を持って読んでみました。
動物村の「春のおたのしみ会」が始まります。
ところが、遠くから真っ黒い雲がやってきて今にも雨が降り出しそう。
村長さんは、おたのしみ会に参加していない、
勉強好きでちょっと高飛車なコブタのプクイチを
おだてて、雲を掃除機で吸い込ませようとしました。
その雲まで行く方法もユニークでした。
問題に正解すると上がっていくクイズ大会のイスに座ったプクイチ。
なんとこのイス、正解する度にビョンとどんどん
空へ登ってゆくのです。
とうとう下の動物たちが点になって見えたとき、
雲にたどり着きました。
その時、雲の方からやって来たものは・・・。
さあ、ここからがお話しは少し変わって、プクイチの生活ぶりに
着眼するのですが“百聞は一見にしかず”とは
まさにプクイチの事です。本から得た知識だけは誰にも負けないほどに
知識を多く備えたプクイチ。
でも、自分の目で沢山の物を見たことによって、
自分の知らなかったこと、本当に見たいもの、
本当に大事なことも感じ始め、見えてきたのです。
そしてまた、動物村の動物たちも居なくなってはじめてプクイチの事を
ちゃんと考えるようになったのです。
気づくのが遅いと言うのか、本当はもっと前に気づくべきですけどね。
息子も、はじめはまるで集団いじめのようでいやだったけど
このお話しにはいろんなことに気づくようにかかれてて
すごいよね〜。と話してました。
まさにそうなんです!ユーモア溢れるクイズの答えや、
お話しがこの展開をうまく盛り上げてますね。
また、「秋のおかなしみ会」のネーミングもクスッと笑える物でした。
あっ!プクイチの眼鏡の材料もナイスアイディア!と思いつつも
実際にやってみたらかなり笑えるよね〜。と、
いろいろ想像をして笑えるところも良かったですね。