ぷっくり ぽっこり(偕成社)
じわじわ売れています! 新感覚の赤ちゃん絵本!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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幼稚園の読み聞かせの時間に読みました。 生と死について考えるのにはまだ早いかな?と思ったのですが、 逆に5歳の子はこのようなテーマの本を見てどのような反応をするのか見てみたいと思い読んでみました。 ごちそうして丸々太っていく。「また太った〜」と繰り返しの多い展開に最初は笑っていた子ども達。 しかし、黒雲山のシーンになり徐々に場面が怪しくなると、子ども達の表情も不安げになりました。 オオカミがいなくなり「やったー!」と声が上がりましたが次のページのまさかの結末に 「あっ・・・」と何人もの幼児が衝撃を受けていました。 キツネさんはかっこいいね。 大切な友達を守ったんだね。 最初は食べようとしていたのに。友達になったんだね。 5歳にもしっかりエッセンスは届いていたように思います。 あまんきみこさんの名作の1冊だと思いました。
投稿日:2015/10/17
命や優しさについて、考えさせられる絵本でした。 あまんさんの絵本とわかり、手にとったのですが、やっぱりあまんきみこさんのお話は、ハズレがないなと思いました。 太らせてから食べてしまおうと思っていたひよこに情がわいてしまうきつねの姿に、共感しました。 こんなにかわいいひよこさんなら、食べるのが嫌になるのもわかります。 最後は涙無しには読めない絵本です。
投稿日:2014/07/15
教科書に紹介されていて、図書室においています。 【先生おすすめの本】として配置しているためか、よく読まれています。 食べるためにもてなした”おきゃくさま”を、オオカミから守ってやる。 感想を聞いていると、作中のヒヨコやアヒルのように、素直にきつねの《優しさ》をみているようです。
投稿日:2011/04/27
先生としてではなく、私の母の体験として。 母は、この本を選んで買ったのではなく、毎月届く書店の選んだ新刊の中にたまたま入っていたそうです。 最初の感想は「何か微妙な話だし、今月はハズレだな…」とりあえず一度読んでみるか、という程度で私と妹に読んだところ、私たちは何度もこの本を持ってきて、「キツネが負けるシーンなんて怖くて見られないくせに、また読めっていうのよ」だったそうです。 今でこそ、よくある展開のように思えますが、子供向けの絵本の中でこんなにあっさりとキツネが死んで、しかも押し付けがましくなく「とっぴんぱらりのぷぅ」と終わるものはなかなかないのではないでしょうか。こういう悲しい結末の絵本も私は大事だと思います。絵本を通して幅広く色々な感情を体験して欲しいからです。同時に、悲しいものこそ子どもへどう伝えるかがとても重要だと感じます。このお話はとても悲しいけど、悲しいことをごまかしても誇張してもいないところが魅力だと思います。あまんきみこさんの愛らしい絵が妙にお話に合っているというか、悲しさをひきたてているというか…とにかく大切にしている絵本です。
投稿日:2007/01/07
学生時代、バイトしていた園で、子どもが「読んで」と持ってきました。 下読みもなく読んでみたら、不覚にも子どもの前で号泣してしまいました。 食べてやろうと思っていたのに、だんだんと関係が深まって、いつのまにか「えさ」じゃなくて「友達」?になってしまった。 きつねとひよこ・あひる・うさぎたち。 きつねの勇敢な姿と、逝ってしまう場面には子どもの心にも訴えるものがあるようです。 現実にはありえないお話だけれど、あまんきみこさんの文体と二俣英五郎さんのあたたかいタッチで、心に強く強く残る一冊です。
投稿日:2003/03/15
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