ハタネズミ村に住む発明家のネズンタはかせ。「大きくなる薬」を発明しようと思っています。
ある日、大きなネズミが歩いているのを見て、自分の薬が成功したと思います。
たかどのほうこ作品によく出てくる思い込みの強いキャラクター。ネズンタはかせもその一人かな。
「大きくなる薬」が成功していたとしたら、ネズミ社会の暮らしはどうなってしまうのだろうか?と思いました。
読みながら大きくなるデメリットを考えました。大きくなると食べ物が余分にいるし、大きな建物が必要。大きくなるのって果たしていいことなのかな?と。
ネズンタはかせの発明家らしい変わり者ぶりに興味を抱きながら、息子と二人で読みました。
高畠純のユニークな絵がお話にマッチしています。
たかどのほうこは、童話をたくさん書いているのですね。63ページのお話なのですが先が気になるので一気読みしました。
たかどの作品は、不思議な話が多いです。そのどれもが童話の楽しさを教えてくれます。現在、息子とたかどの作品を読破中です。