親子の時間、親の想いと子の想いが素直に描かれていて、
それぞれにとって思い思いの感動があると思います。
「宇宙を見せにつれていってあげよう。」と豪語するパパ。
ウルフは???でついていきます。
近所の原っぱで、星の解説をするパパ。
わかったフリをするウルフ・・・。
そのすれ違いが、なんとも思い当たることとがあるだけに、
妙に印象的でした。
とんだハプニングもあり、落ち込むパパですが、
それでもこの親子の時間をいとおしく感じてくれている
ウルフの姿が健気でした。
作者の少年時代の思い出を基にした作品。
そう、大きくなってからも思い出せる思い出ですもの、
多少の失敗は気にせず、親子の時間、大切にしましょうよ、
というメッセージを感じました。