私が中学生のときに何度も何度も読んで,
以来,大人になるまで心に残り続けた本の一冊です。
大人になってから本も買いました。
絶版だったのを,岩波書店で復刊していただいて,
とてもうれしかったです。
思春期の揺れやすい少女の心の動きがよく書かれています。
病床で描いた絵が,何度も夢の中に出てきて,
マリアンヌは,夢の中で,
そこで出会った少年と共に困難に立ち向かいます。
(現実世界にもいる少年ですが,
マリアンヌは実際は会ったことがありません)
「海の休暇」という続編もあります。
本編ほどファンタジーさは少ないですが,
本編で興味を持たれた方,どうぞこちらもお読みください。
国会図書館にしかないかなあ・・・(^_^;)