いい、いいー!。同じお月さまを取る話でも、エリック・カールとはまた別の味わいがある絵本です。
ここに出てくるお月さまは、いかにも「美味しそう」。動物たちが協力して食べてみたくなるのも、わかる気がします。
カメの上にゾウが乗り、ゾウの上にキリンが乗り、キリンの上にシマウマが乗り、その上にライオン、キツネ、サル、そしてネズミと続きます。
動物たちから少しづつ逃げていたお月さまも、よもや小さいネズミに手が届くわけなかろうと、動かずにいると「パリッ!」。手が届いちゃうわけ。
お月さまの味は、みんながそれぞれ一番好きな物の味だったそうです。
食べてみたいですね。すっかり細く、三日月になってしまったお月さま。どうせまた、まーるく太れるから、たまにはいいよね。