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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

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人にはどれだけの土地がいるか」 ママの声

人にはどれだけの土地がいるか 原作:トルストイ
文:柳川 茂
絵:小林 豊
出版社:いのちのことば社フォレストブックス
税込価格:\1,650
発行日:2006年
ISBN:9784264024378
評価スコア 4.78
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  • 人間の欲望

    このお話を読んでいて思うのは、今ある幸せに感謝出来ない人は、何事にも満足出来なくて、幸せになれないのだろうなぁということです。
    だから、早くから己の欲望を見出されて、悪魔にうまいこと操られてしまった男が、欲張りすぎて命を落としてしまったのは、当然と言えば当然なのかもしれません。

    投稿日:2022/03/21

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  • 考え深い絵本

    このお話は、最初はつつましく暮らしていた農夫婦がどんどん土地をもとめて欲深くなっていくお話でした。少し大きめの土地を手に入れたら、次はその土地よりもっと大きな土地と、どんどん人間の欲が深くなっていくさまが描かれていて、読んでいて怖くなると同時に、肝に銘じておかねばとも思わされました。

    投稿日:2017/02/05

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  • 心の豊かさに重きを置いた生き方を…

     ロシアの民話をもとにトルストイ流にアレンジした「トルストイの民話」の一編です。
     
     暮らし向きははかばかしく無くとも借地農のパホームは、作物を作る生活に誇りを持ち、生き生きと働いていました。
     義姉の訪問で、自分の土地を借金をして手に入れます。
     その後、懸命な努力で借金を予定より早く返済すると、2倍3倍と土地を広げていきます。
     一方、パホームの土地に入り込む他人の家畜に目くじらを立てる、心の狭い人間へと変わっていきます。
     パホームの土地所有欲は留まることを知らず、…。

     人はみな幸せな人生を望みます。
     幸せには“豊かさ”が大きな要素です。
     “豊かさ”とは、満ち足りて余裕のある状態。
     “足を知る”落ち着いた次元にあることです。

     ものに対する際限のない欲望は、心の落ち着きを失わせます。
     時に、パホームのような悪魔の声を聞き分ける冷静さも。
     そこに“豊かさ”はありえません。

     ものの豊かさの前に、心の豊かさに重きを置いた生き方をしていきたいと、つくづく教えられる作品です。

     柳川先生は、原作を絵本用に縮め、明解な文体になさっています。
     特に最後の召使いの一言は、この作品の趣旨を著す、痛烈なシニカルな言葉です。

    投稿日:2010/04/11

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  • 悪魔につけこまれないためには・・。

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    小学校4年生の読み聞かせで使用しようと考えているところです。内容は深いものですが、話の展開自体もオチもわかりやすいので、充分 理解してくれると思います。

    働き者の農夫が自分の土地を手に入れた時から、「もっともっと」と欲張りになり、どんどん広い土地を手に入れていく。
    「足るを知る」
    そうでありたいと思いつつも、やはり今以上のものを人はほしがってしまいます。
    暮らしが豊かになってもまだ、それまで以上の土地を欲しがっていた主人公が本当に欲しかったものは なんなのか・・・。主人公自身にも 本当はわかっていなかったのではないかな・・。

    ラストの彼の姿を愚かだと笑えないのは、私自身も欲深な人間の一人だからですね。
    あまり欲をかきすぎると 詐欺師という悪魔につけこまれる現代。この絵本は 良い教訓になるのでは。

    投稿日:2008/05/23

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  • 土地をてにいれるために

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    原作はトルストイ、ロシアに昔から伝わるお話だそうです。です。
    小学生の頃、このおはなしの読書感想文を読んで、この本を読みたいとずっと思っていました。
    先日題名でこのおはなしだとピンときて入手した次第。
    パホームという堅実な農夫が主人公。
    それなりに幸せな暮らしでしたが、自分の土地を持っていないことが
    悩みの種。
    そこに、悪魔が目をつけ、様々な誘惑をしてくるのです。
    パホームの行動は、他人事ではありません。
    それだけにラストが壮絶です。
    最近社会的な知識の増えてきた中学生の息子達にも紹介する予定です。

    投稿日:2008/04/06

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