最初の印象は「なに?どしたのこの蛙たち・・・」とにかくどのページをめくっても、蛙・蛙・蛙。この絵本は、文字は時間流れだけで、ずーとずーと、ひたすらに無音でなので、読むというより「観る」という感じ。なんの不思議も無いみたいに、蛙達は当たり前のように、集団で真夜中の町を飛ぶんです。でもなぜか無音の効果は、より私の想像を刺激して、真夜中の風の音、川の音、蛙の声、無いはずの音がいつのまにか頭の中で鳴っていて満足感はたっぷり!ユーモラスな絵と無音の効果で「笑い」が伝わり、見事に蛙たちに、してやられたと思いました。