「らいおんえほん(2) あわてんぼらいおん」 なかなかよいと思う みんなの声

礼儀正しく勇敢で、とても頼りになるライオン。なんて格好良いんだろうと惚れ惚れしていたら、最後にズッコケそうなオチがついてきました。でもそんな人間味（ライオン味？）溢れるライオンが、ますます愛おしくなります。

さすが百獣の王らいおん！
人でいっぱいの浜辺で、一声叫べば海までに道が開けるし、
溺れた人がいればサッと助けて浜まで連れてきます。
なんてかっこいいのだろう！と思ったら、救急車を見て、
注射は嫌だよう。と逃げ出しちゃいます！
らいおんにもこわいものがあると思ったら、なんだか可愛らしく見えてきますね。
読者の子どもたちも、思わず共感してしまうことでしょう！
独特の世界観と魅力的ならいおんに思わずファンになってしまいます！

礼儀正しく泳ぎも上手で、らいおんは威厳があってかっこいいなと思いました。
前作「よわむしらいおん」の時から、白衣恐怖症というかトラウマがあるみたいですね。
表紙ですぐわかりますが、夏に読むのにちょうどよいお話でした。

『よわむしらいおん』で突如登場したライオンがまたまた。
両親と海へやって来たぼくは、浜辺へ。
ライオンが待っていた、という存在感がすごいですね。
今作では、海で遊んでくれたうえ、水難救助に大活躍！というかっこいいライオンでしたが。
あらあら、またまた「よわむし」ライオンが発揮されたうえ、
「あわてんぼ」という称号まで。
でも、大らかな展開は、長新太さんの絵がまあるくおさめます。
長新太さんのカラーが夏気分にぴったりです。

カラフルな色合いで大らかに描かれた絵が楽しいですね。ビーチパラソルの下で待っていたライオンさんの、かっこいいポーズに笑ってしまいました。泳ぎのレッスンをしてくれたり、救助をしたり、たよりになるライオンさんです。それなのに、救急車を見て、かんちがいするなんて、、。長新太さんらしいナンセンス絵本、おもしろかったです

ライオンってそれだけで怖さと強さを感じてしまいますが、溺れている人を助けるかと思えば、注射が怖いと逃げてしまうライオンに、人間味を感じました。
このライオンのような人っていますね。
ナンセンスであることを忘れました。

海にいったら何故かライオンが待っていて、
一緒に泳いだりすることに・・。その時点でちょっと笑ってしまいましたが、おぼれてる人を発見。救い上げ、浜辺まで連れて行った。
救急車がきたとたん、ライオンは逃げました。
その姿はとっても情けなくておもしろい。
さっきまでかっこつけて、きまっていたのにね。

ぼくが海へ遊びに行ったら、らいおんがいた。

らいおんは、ボクと遊んでくれて、力もあってボクはらいおんと楽しく遊ぶ。

らいおんは、お父さん以外の大人を示しているのかな。
確かに、男の人ってへんなところが気が小さかったり、そういう面があるよね。

あまりかっこよくないらいおんが、等身大のお父さんみたいで面白かったし良かったです。

ライオンがほのぼのしていて可愛いです。

「よわむしらいおん」の続編のようですが、これだけ読んでも理解できます。まずは海水浴中の家族がいて、らいおんはお母さんに正座で「このあいだはどうも」とびくびく？挨拶。そしておぼっちゃまのボクを連れて海にいきます。みんなに恐れられ道をあけてもらえるらいおん。泳いでるうちにおぼれた人を救助します。救急車が来ると、おぼれた人じゃなく自分に注射されるのかと逃げていく、、、。

結構笑えるし、ほのぼのして癒されます。続編が読みたくなりました。

「このまえはどうも」なんて、言っちゃってるらいおん・・・。
なんで、ママさんと知り合いなの？
って思ってたら、１もあるのですね。
読んでみたいなあ。

あわてんぼらいおんですが、かなりかっこつけてる？
それともあれが、素の態度？
なんて考えちゃう！！

ぼくとはとっても仲良しで、一緒に海を泳ぐのはかなり気持ちよさそう！！

３歳の娘はぽかんとしていましたが、大人の私のほうがおもしろかったです。

まさにユーモア絵本ですよね。
だって、人命救助までしちゃうライオンが注射が嫌いなんですもの。
レスキューの帽子もしっかりかぶって・・・。（笑）

普段あまり読まないたぐいの絵本でしたが、はまっちゃいそうです。