「つよいぞがっちゃん」 ママの声

もう少しでカブトとかクワガタの季節なので、この絵本を読んでみました。二種類のクワガタが登場したのですが、うちの子は、なぜか、違いが判らず仲間割れだと思っていたみたいです・・・。がっちゃんがとっても強くて優しいので、男の子に読んであげたらいいと思いました。

4歳3ヶ月の息子に読んでやりました。くわがたむしを主人公にした、やさしくてつよいこのお話。えさを独り占めしないし、弱いものいじめをみつけると助けてやるし、なるべくケンカを避けようとするけれど、どうしても避けられないときには大きな怪我をしないように気をつけるというとても気のやさしいクワガタ。くわがたむしを使っておもしろいストーリーをつくるなーと思いました。クワガタ虫が好きなお子さんがクワガタの生態を知りたいとおもって読む本ではないです。でも、クワガタを通して、大事なことを伝えられるいい絵本だと思いました。息子もちょっと感動したみたいです。

がっちゃんは強いけれど、皆に優しい。
そんなヒーローに息子も憧れの目で
見ていました。
昆虫の中ではカブトムシが大好きですが、
クワガタのがっちゃんも格好いいなと
話していました。

息子にも強くて優しいヒーローになって欲しいです。

クワガタのがっちゃんはとても心が優しくて
樹液をみんなで分け合ってなめたり、
助けが必要なら手を貸してあげたりします。
こんな縁の下の力持ちのようながっちゃんは
みんなのヒーロー。
この話の別の虫のように力を自慢して威張ったりするばかりでなく、
がっちゃんのように思いやる気持ちがある人に育ってもらいたいな〜
と、思いました。

息子のクラスのお友達の家では毎年、クワガタやカブトムシを
幼虫から育ててるそうで、お家にお邪魔したときに
クワガタ虫同士が喧嘩してる様子を目の当たりにした息子。
お友達が飼ってたカブトムシと一緒だ〜とおもって
図書館から借りてきたようです。

ヒラタクワガタのがっちゃんはみんなで蜜を分け合ったり、
困ってると助けに駆けつけたり、すっごく優しいのです。
そんな中、いろんな昆虫や虫たちが蜜を食べて楽しんでると・・・
３ひきのミヤマクワガタがやって来て、
蜜を横取りしようとしたのです。
でも、そんなことをがっちゃんは許しません！闘いが始まりました。

このお話しを読みながら、このシーンって、子どもたちのなかにも
よくあることだな〜って思ったのですが、息子も同じようなことを
感じたらしく、読後には「本当に強い人は心も優しいのだ！」
とはなしていました。虫たちの世界のお話しを楽しみながら
自分たちのお友達関係にも置き換えて、子どもたちがいろいろと
考えてくれるといいな〜と思ったお話しでした。