となりのトトロ となりのトトロ
原作: 宮崎 駿  出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

いつもちこくのおとこのこ−ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシー」 パパの声

いつもちこくのおとこのこ−ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシー 作:ジョン・バーニンガム
訳:たにかわ しゅんたろう
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:1988年09月
ISBN:9784251005175
評価スコア 4.54
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  •  長いタイトルです。長すぎるので引用しません。
     数えると、33文字もあります。
     そのうち、「−」以下は、この絵本の主人公の少年の名前です。名前だけで21文字あります。
     これはイギリスの物語ですが、日本にも長い名前の子どもがいます。
     「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの・・・」と、まだまだ続きます。でも、これは落語の「寿限無」というお話。
     この落語でもそうですが、長い名前を呼ぶのにリズムが必要。早口の技術です。
     この絵本で繰り返し出てくる「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」という男の名前を読む時も、リズムが必要です。 これは結構難しい早口言葉といえます。
     (もし、お父さんやお母さんとこの絵本を読むのだったら、もっと「早口で!」とせがんでみるのも面白いと思います)

     ここでは短く「ジョン」くんと書きます。
     だって、「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」くんなんて書いていたら、それだけで終わってしまいそう。
     「ジョン」くんはまじめな男の子。いつも「おべんきょうしに」歩いています。
     ところが、「ジョン」くんは不幸な男の子でもあって、途中でワニにあったり、ライオンに咬みつかれたりします。だから、いつも遅刻をしてしまうのです。
     先生に遅刻の理由を言っても信じてくれません。
     たしかに、ワニにあったりライオンに咬みつかれたりはめったにしないもの。
     先生は「ジョン」くんに罰として、「もうわにのうそはつきません」と300回書くように言います。
     「ジョン」くんが書いたたくさんの「もうわにのうそはつきません」が、表紙裏に載っています。これを見るだけで、「ジョン」くんがかわいそうになってしまいます。

     この絵本のおわりには、「ジョン」くんの遅刻の理由を信じようとしなかった先生に起こる不幸が描かれていて、「ジョン」くんとともに読者の気持ちもスッキリするようにできています。
     だって、読者は「ジョン」くんの遅刻の理由がワニにあったり、ライオンに咬みつかれたりしたことを知っているのですもの。
     ジョン・バーニンガムの素敵な絵本、もちろん谷川俊太郎さんの訳もいい。

    投稿日:2014/05/25

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  • 深層心理として読みました

    少年ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーの心の中と読みました。
    学校に出かけるジョンは、ワニに邪魔されたり、ライオンに襲われたり、高波にのまれたり、あり得ないことを経験して遅刻してしまいます。
    学校に行きたくないのでしょうか?
    先生に怒られても、罰を与えられても学校に行くのだから、多分そうではないでしょう。
    通学路で足を止めてしまう何かがあるのです。
    理屈で考えるよりも、実際の通学児童をみていると納得できます。
    何でこんなに時間がかかるのか不思議なくらい、通学路には不思議不思議がいっぱい。
    妙な分析をするよりも、成長過程として考えてあげるのが良いのでしょう。
    先生のやり方はよくありませんでした。
    ジョンの心をわかろうとしてあげないからです。
    ジョンがなにごともなく学校に到着したら、先生がゴリラに襲われていた。
    これはジョンの潜在的な願望ですね。
    ジョンは先生に分かってもらいたいのです。
    意味深い絵本だと思います。

    投稿日:2010/05/19

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  • わかってよ、先生!

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーは、毎日、お勉強に出かけますが、道行く途中で災難に遭遇してしまうため、いつも遅刻をしてしまいます。

    確かにその災難は、マンホールからワニがあらわれたり、ライオンにズボンを破られたりと、日常では考えられないことばかりです。しかし、ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーが先生に正直に話しているにもかかわらず、頭から否定し、罰を与えます。

    彼を単なる嘘つきと断じるか、それとも本当の出来事と信じられなくても、もう少し彼と深いコミュニケーションをとって行こうとするのか、ここでどういう対応をするかに、先生という職業の力量が問われているような気がします。

    こんな小難しいことを言わなくても、いつもえばっている先生とジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーの立場が逆転することに、この絵本を読む子どもたちは、単純に大喜びすると思います。

    リズミカルな文章と、”ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシー”という主人公の長い名前が何度も何度も繰り返されるのも、この絵本を読む楽しみです。

    見開きに、ジョン・パトリック・ノーマン・マクへネシーが罰として書かれた文字が並んでいるのも、こんなにたくさん書いたんだと、読み手に彼のつらさが伝わると思います。

    投稿日:2010/03/20

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