シリーズ最初の絵本『スキーをはいたねこのヘンリー』で、
「おとうさん」はあまりねこが好きじゃないんだ。と、ヘンリー自身がいっていたので、ヘンリーとおとうさんはあまりい関係ではないんだ。と、思い込んでいました。
家族なのに、それはちょっと居辛いよね。って、思ってたんです。
でも、そんなことはなかったんですね。ヘンリーもうっかり海に落ちてしまったおとうさんを必死で助けようとしたし、
おとうさんも、ねこのヘンリーに愛情を感じているのがとてもわかりました。
ヘンリーの話は雪の季節が多かったので、とても寒い所に住んでいる設定なのかと思っていましたが、今回は「真夏の海」が舞台でした。
(ハッキリ季節は描いていませんでしたが、たぶん真夏だと…)
ヘンリーは本当にすごい、とうとうヨットにまで乗ってしまいました。さすがに操縦はしなかったけど。頼もしい猫です。
リアルな描写の絵なので、ちょっと近寄りがたい感じがするかもしれませんが、ページを開くと、いつの間にかヘンリーの冒険の虜になっています。特に、猫好きにはたまらない1冊だと思います。
子どもたちはヘンリーのしぐさを楽しそうに見ていました。