子ども向けの論語の本を探して3年程たって、書店でやっと出会った本です。
自分の学齢期には、耳慣れぬ言い回しに面白さを覚えるよりも、窮屈さを感じ、『難解』の呪縛から解放されることの無かった『論語』。
この年になって、やっと身にしみいるようになってきました。
素読の魅力も、今になれば理解できるようになりました。
“お勉強”と子どもに構えさせず、素読を楽しんでいます。
約500章ある中から、短く解りやすい言葉二十章が選ばれています。
一見開きに、右のページに書き下し文・白文・現代日本語訳、左のページに子供用解説というスタイル。
1日、1ページのペースで読みました。
今では、好きなページを諳んじられるようになりました。
リビングに常置し、いつもパラパラ見ています。
彼のこれからの人生の中で、どこかで立ち止まり『小学生の時に良く意味も理解せず諳んじてたなぁ〜。今ならわかるなぁ〜。』という場面を想像しつつ、二人で遊び感覚で繰り返し読んでいます。
できれば、もう少し早く(未就学期)に出会いたかった一冊です。