アクリルガラスに紙のコラージュと水彩絵の具を使って描いたという絵本。
作者のケビン・シェリーは、デザイナーというだけあって、色づかいが素敵です。
イカが青で背景が黄緑という表紙も、センス抜群で目立ちます。
特に、青で描かれたイカが、全く違和感がないというのが、凄いの一言です。
物語は、主人公のイカが、大きさ自慢しているシーンから始まります。
海の仲間に自慢を続けているのですが、案の状、もっと大きな海の生物に食べられてしまいます。
それでも懲りないのが、このイカの憎めないところ。
その大きな生物のお腹の中で一番大きいと威張っているのです。
あまり考えることなく、素直に楽しめる絵本です。
文章を楽しむというよりは、キャクターを見て感じて楽しむ類の絵本として、年少位までのお子さんにオススメします。
最後のページには、お風呂の壁に貼れるシールも付録として付いて、キャクターが際立っているので、なかなか良い趣向だと思います。