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ぼくの島」 ママの声

ぼくの島 作・絵:バーバラ・クーニー
訳:掛川 恭子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1990年03月
ISBN:9784593502400
評価スコア 4.44
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  • あまり有名ではないようですが、すごく素敵

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    ものすごく感動しました。絵本を読み終えたとき、すごく長い映画でも見せてもらった気分でした。
    なのに!ナビの感想を書いている方は私の前に2人だけ!?
    少ないです。認知度が低いのでしょうか?
    私自身、最近クーニーの絵本にハマったので、人さまのことはいえませんが、こんな素晴らしい絵本が、あまり知られていない(?)のは悲しいです。
    しかも私が読んだのは図書館で探してきたものでしたが、それは「書庫」に入っていたもので、私の前に借りた人の記録は1999年8月でした!うちの町でも10年以上誰も読んでない絵本、つらい、つらすぎます。
    これから高学年を中心にブックトークしていきたいと思います!!

    お話自体は、ある島に生まれ、成人してからその島に戻り、一生をその詩まで送った1人の男の人の一生を描いたものですが、
    これが、しっとり描かれていて、とても心にじ〜んときました。

    どちらかというと、これからの未来がある子どもたちより、
    ある程度、人生を送ってきた大人の人が読んだ方が感動しそうです。

    投稿日:2010/10/01

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    3
  • 死を含めた生きることを考える絵本

    母が亡くなって母のことを考えない日は一日となく、母との思い出の中にやはり父もいます。

    この本は、母が亡くなる前から亡くなった後、前後してずっと借りていた本でした。

    マサイスというニューイングランドの島に住む少年の一生を描いたものなのですが、

    クーニーの絵本らしく、静謐で淡々と物語は進行していきます。

    よく絵本を通して死を考える、死を扱った絵本を子どもたちに
    ということが言われます。

    父と母、二人亡くしてみて思うことは、どんなに絵本が素晴しくとも

    死は体験をもってしか、身にしみないのではないのかということです。

    それでも、死ということを考える絵本として、真っ先にこれが私に浮かぶのは、

    母が亡くなるのと前後して借りていたというだけではありません。

    生と死を対極にとらえる考えもあるでしょうけれど、

    死は生との陸続きにあるのです。

    死が訪れるその瞬間まで、人はどんな形であれ命を燃やし続けて生きているのですから。

    そういった意味で、ニューイングランドの一つの島で、一生を終えたマサイスを描いたこの作品は、

    私にとっては死を含めた生きることを考える絵本なのです。

    クーニーの描く、空の水色、海の青がとても美しい作品でもあります。

    素材に忠実に描くことを大事にしていたクーニーなので、この作品についても

    丹念な取材を行ったのではないでしょうか。

    死を考える時に、必ず生きるということも考えるように思います。

    どこまで生きられるのが、寿命というのは誰にもわかりません。

    それならば、死が訪れる瞬間まで、自分のためにだけでなく、何か一つでも人のお役に立つことをして

    生きていけたらと思うのです。

    投稿日:2010/12/09

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    1
  • マサイスの暮らし

    バーバラクーニーさんの絵本が好きです。この絵本もクーニーさんの世界観にたっぷりひたれました。小さかったマサイスが、おじいさんになり、孫との島の暮らしが描かれています。島の外の世界もいろいろ見てきて、また島にもどってきたマサイスの生き方が、いいなと思いました。ていねいに描かれた、あたたかく透明感のあるクーニーさんの絵は、どのページも見飽きることがありません

    投稿日:2020/11/04

    参考になりました
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    0
  • 大切なふるさと

    マサイスにとって、自分が生まれ育った島は、大切なふるさと
    なのですね。
    たとえ不便だったとしても、大切なふるさとだからこそ暮らし
    たいと思ったのだろうなあ。バーバラ・クーニーさんの絵本な
    ので、読んでみましたが、私は似たようなテイストだと『ルピナスさん』
    の方が好きかなあ。でも、それは私が女だからかもしれません。
    私がもし、「ぼく」だったならば、こちらによりいっそう心を
    動かされるような気がします。

    幼児に読むには少し長い絵本だったので(大人っぽくもあるし)
    ひとりで読もうかと思ったのですが、娘も聴きたいというので
    読んであげました。
    やはり、娘の気持ちが高揚したり、けらけら笑ったりするような
    ことはありませんでした。でも、なにかしら心に染み入るような
    ものはあったみたいです。途中で聴くのをやめたりすることもなく
    静かに聴いていました。
    マサイスおじいちゃんと、孫のマサイスが同じ名前だったのが
    娘には新鮮だったようです。外国ではよくこんな風に名付けること
    があるということを教えてあげました。

    投稿日:2012/07/07

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    0
  • 小さな島の一家

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子12歳

    アメリカの大西洋沿いの小さな島に移り住んだ一家の営みが、
    静かに語られます。
    島で生まれたマサイス少年の一生とともに、その家族の移り変わり。
    そこには、自給自足の生活があります。
    もちろん、厳しい生活ですが、心のふるさとである、島の生活。
    文章も多く、淡々としたスケッチのような物語なので、
    じっくりと読書、という時に味わいたいです。
    クーニーの絵が、とても清々しいです。

    投稿日:2008/11/05

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