「ピエロのニノ」 みんなの声

サーカスの人気者のピエロのニノだけど、自分の生き方にふと疑問を持った。
自分の演技がウケているのではなく、バカにされているだけなんじゃないか。
サーカスのいろんな仲間に相談します。
サーカスのいろんな仲間と同じことをやろうとします。
しかし、どうしても滑稽なことをしてしまう。
読んでいて、ニノはピエロとして素晴らしい人間だと思うのですが、迷いだしたらきりがない。
不安だらけのニノ。
ニノを救ってくれたのはニナ。
一緒にピエロの演技を始めます。
もう、迷いません。
自分にとって大事だったのは、理解者であり協力者でした。
大人としてもホロリとする名作です。

エリック・バトゥーさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公が自分の職業にとても誇りを持って真摯に取り組んで切るのが伝わってきて感動しました。主人公の芯のしっかりした気持ちがどんどん行動を引き起こしていくのに目を見張りました。赤、白、黒色のみを基調として描かれている絵もセンスを感じました。主人公が自分の人生だけでなく他の人の人生までも豊かにしたいという気持ちを持って行動している所が素晴しかったです。

ピエロのニノは、ショーでたくさんの拍手をもらっているのに、
自分はばかにされているだけじゃないかと悩みます。

ピエロ以外にできる事はないかと、団員たちに教えてもらいますが、どこに行っても失敗します。

なにかをずっと続けていたら、壁にぶつかることがあります。
そんなとき、あがくことも必要なんだと思いました。
本当に自分に合ったことが見つかるかもしれないです。

ニノは自分に合ったものを見つけられたでしょうか。
それは読んでからのおたのしみです。

高学年におすすめです。

どんな人を“ピエロ”というのかを描いたお話です。

天性の持ち主のニノが、決して天狗にならず、ピュアな心を持っていている所が可愛らしいなぁと思いました。
何事にもひたむきな姿に心を打たれました。

赤色を基調とした色彩で、とても温かいイラストで描かれているのも魅力的でした。

“ピエロ”ってなんだろう？と疑問を感じている子どもには、是非読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆