原題は、「Crafty Chameleon」
Craftyとは、「悪賢い 悪だくみにたけた ずるい こうかつな」という意味で、どちらかと言うと悪いイメージなので、やったね カメレオンという邦題にしたのでしょう。
お話は、決してそんなことはなくて、カメレオンは、機転が利くというようなスタンスで描かれています。
ヒョウとワニが、我が物顔で暮らすジャングルが舞台なのですが、カメレオンくんは、もう我慢が出来ません。
カメレオンくんが何を言っても、嘲笑われるだけなのです。
そこで、カメレオンくんは知恵を使って、二人を懲らしめます。
どこか一休さんのとんちに似た退治方法で、これは、子供達に大受けすることでしょう。
描かれる動物達の表情がとても豊かで、特に、カメレオンに謝るヒョウとワニのしょんぼりした表情は絶品です。
色彩鮮やかに描かれた親しみやすい動物達、それにストーリーは昔話を彷彿させるもので、万人にとって受け容れられる作品だと思います。
あまりに威張ることはしてはいけないという教訓もあって、是非オススメします。