「どばぴょん」 ママの声

あさのあつこさんにしては、少々毛色の違った作品でした。
そして、こんな異色の作品を私より前に探してきて読んでいる人がいる〜。と思ったら、ぼのさんでした。

どう見ても、絵本では飽き足らなくなったとばかりに、
児童書に走り始めた幼稚園の年長さんか、小学校低学年向けの本という感じですが、
うちの小4の下のは「なんでおしっこなんだよ〜。でも、面白かった」
といっていました。
「オシッコ・ドバピョン」がよかったのでしょうか？
最初に「あさのあつこさんにしては異色な」と書きましたが、
オシッコやら、ソフトクリームやら、あしあとやらと、主人公のナナミが会話するところはいかにもあさのさんの「テレパシー少女欄」や「The MANZAI」で繰り広げられるような快活でコミカルなテンポがありました！！
なので、低年齢を意識して書かれてはいますが、あさのさんが好きなら、意外とこの本は中学生でも、大人でもいけちゃうかもです。

ただ、1人読みを薦めたり、読み語ってあげるのは、幼稚園の年長さんか小学校低学年くらいのお子さんがいいと思います。

今まで、あさのあつこさんの作品は、どれもこれもよくて、はずれなしだったんですけど・・・

初めて、☆☆☆の評価にしてしまいました（汗）。

日曜日なのに雨。
おまけに、パパはお仕事。ママはお買い物。
お昼寝中の2歳の弟＝ユウキとお留守番なんて、「つまんなあ〜い」7歳のナナミが叫ぶと、ユウキが起きだして・・・？？？

娘たちも、私も大好きな、林明子さんの絵本「あさえとちいさないもうと」に、ちょっと似てます。
決定的に違うのは、タイトルにもなってる「どばぴょん」！
どばぴょんって何？
ナナミと一緒に、謎解きを楽しむストーリーです。

おしっこが立ち上がったり、しゃべったり、奇想天外な発想に笑える前半はいいのだけど、どばぴょんの正体がわかる後半は、ちょっと期待しすぎてたせいかもしれないけど、「ええ！それだけ〜？！」という感じがしました。

ちなみに、低学年から読める児童書です。