宮沢賢治の絵本というと、難しい感じがして、手にとりにくいのですが、こんな可愛いおしゃれな絵がついていたら、読んでみようかな〜という気になります。うれしいです。
いちょうの実が、木から離れて、親・きょうだいと一緒の守られた世界から旅立つ時の不安な気持ちがとてもよく表現されていると思いました。
かえりみれば、子どもの時って、こういう不安な気持ちをたびたび感じていたように思います。子どもの時代って、初めてのことの連続ですから・・・。この絵本を読んで、久しぶりに子どもの時の気持ちを思い出し、良かったです。
すべてを包み込む明るいお日さまの光が勇気づけてくれて、うれしい。いちょうの実の子どもたち、がんばって!
愛らしい いちょうの実の絵に心ひかれますが、一方、いちょうの木の樹形が丸すぎるのが、ちょっと気になりました。