絵本を選んでいると、コルデコット賞受賞作やコルデコット賞オナー作品
という言葉をしばしば目にします。
でも、コルデコットってどんな作品を描いているんだろう?
とふと思ったので、探してみたら、日本語の絵本はこれしか見つけられなかった
ので、「ジョン・ギルピンのゆかいなお話」を借りて、娘と読みました。
クラシックな絵ですが、今見ても、とても洒落ていて味わい深い絵です。
ウィリアム・クーパーの詩集の中の一つの詩がもとになっているこの絵本、
面白かったし、全然古くささは感じませんでした。
結婚記念日に食事をしようと、奥さんと奥さんの妹とそれぞれの子どもたち、
女性6人はめかし込んで馬車でお店まで向かいます。
ジョン・ギルピンは少し遅れて、奥さんの忘れたワインを下げて、借りた
馬に乗り、向かうのですが…馬はやがてなみあしからだくあし、だくあしから
ギャロップへ。どんどんスピードを上げて、暴走!?
息もつかせぬ展開と、ジョン・ギルピンを襲うハプニングに、娘は爆笑!!
こんなに滑稽なお話だったなんて!
とっても愉快で、軽快で、楽しい絵本でした。