新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ことりをすきになった山」 その他の方の声

ことりをすきになった山 作:アリス・マクレーラ
絵:エリック・カール
訳:ゆあさ ふみえ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1987年10月
ISBN:9784033273402
評価スコア 4.71
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  • 【再投稿】岩山が緑の山になるまで

    長い年月をかけた壮大な物語です。
    草もはえない岩山に心があったら、それはとても寂しいことなのでしょう。
    岩山は時おり通りかかる渡り鳥に、もっと一緒にいて欲しいと願います。
    でも、渡り鳥だから、通りかかるときに立ち寄るだけです。
    変化は鳥が一粒のタネを岩山に置いていくところから始まります。
    そのタネが芽ぶいて育ち始めたとき、岩山は喜びの涙を流しつづけました。
    また長い年月と限りない繰り返しがあって、木々は岩を土に変え、岩山が緑に覆われるようになりました。
    岩山は、鳥が巣を作るまでに変わっていきます。
    継続することで、願いが実現するという壮大な物語です。
    人は自ら動くことができるから、こんなにまで時間をかけることはないという、展望も読み取れました。


    投稿日:2024/02/12

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  • アリス・マクレーラさんが大切にしているテーマに感動しました
    岩だらけの山 雨や雪しかしら亡い でも、空をわたる 太陽の道 月の道 星の巡りを知っている岩山 はじまりの文章に惹かれました
    ジョイという小鳥は ある時 岩山で羽をつくろうのですが・・・岩山には木がないので とどまってほしいと岩山に頼まれましたが 無理です   でも、ジョイもまた優しい小鳥でしたから 岩山の気持ちをくみ取り 毎年訪れるのです 小鳥は命が短いことしかし自分の子孫に伝えていったこと 小鳥の賢さと 優しさ 正直さはすばらしいと思いました。
    岩山は小鳥が好きになったと同じように「また来ておくれ」と 頼られている気持ちをしっかり受け止めている小鳥も やっぱり 岩山のことが好きだったのでしょうね 
    お互いに必要とされていて・・・岩山のながした涙 小鳥の運んできた種が実るなんて すばらしい!
    この長い年月をかけて 作り上げていった 緑豊かな山 今、私たち人間はその 恩恵を受けています。
    緑豊かな山が 生き物にとっていかに大切なものかが よく分かるのです。
    このお話は 地球の自然の大切なものがつまったお話だなあと感動詞ながら読みました

    文章は長いのですが 大人や高学年の人たちに伝えたい絵本です!
    エリック=カール氏の絵が優しくきれいで 自然の恵みを感じる絵でした!

    投稿日:2011/05/31

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  • 全年齢必読の書

    ある中学校で朗読を依頼されました。
    選んだのが「ことりを好きになった山」です。
    あの時のなんとも言えない空気感!
    年齢性別を超えて、全ての人に読んでいただきたい本ですし、
    私の読書感を広げてくれた本です。

    投稿日:2010/09/21

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  • 変わらないもの、変わっていくもの

    • キャメさん
    • 20代
    • その他の方
    • 栃木県

    この絵本は、何もない岩山に1羽の小鳥が飛んできたことから始まります。
    岩山は初めての訪問者に喜び、「ずっとこおこにいてくれないか」と懇願しますが、小鳥は何もない所じゃ生きられず、来年マタ来ますと言ってかえってしまいます。
    それが代々続き、淋しくなった岩山に変化が起こります。

    人を好きになると言うことがどういうことか。
    人を好きになって暖かい気持ちになるその心情がとてもよく伝わってきます。

    投稿日:2006/11/24

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  • 心がふるえました

    2005年の干支、「とり」にちなんだ本を探していて出会いました。
    この本に出会ってよかった。

    岩だらけで孤独な山が、ことりのジョイに出会い
    かたくなな心は少しずつとけていきます。
    やがて、ジョイのくる春を待ちこがれるように。

    「ここにいておくれ」「来年もきっとまた立ち寄ります」
    岩だらけの山はジョイを求めるあまり、心が張り裂けてしまいます。
    しかし、何代目かのジョイが運んできた一粒の種が、岩山を緑の山へ導いていきました。
    長い長い時の果てに、巣をつくるため、今は豊かな山になった彼のもとへジョイが訪れます。

    オーケストラが奏でる壮大なシンフォニーを聴いているかのように、私の心は悠久の時の流れを漂いました。最後のページ、大樹の上で卵を抱くジョイの姿に、ふるえました。

    エリック・カール氏のコラージュが一番映える作品じゃないかな。

    投稿日:2004/12/31

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