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雪わたり」 みんなの声

雪わたり 作:宮沢 賢治
絵:いもと ようこ
出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2005年11月
ISBN:9784323038889
評価スコア 4.57
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  • 十二歳までの純粋さ

    きつねたちと、四郎とかん子の打ち解けた交流がとても繊細でコミカルで、素敵なお話です。
    どうして十二歳以上の来賓お断りなのか考えてみたのですが、年を重ねていくと、このようにはきつねたちと気安く話せないのかも知れません。
    大人になっても読みたい絵本シリーズの一冊ですから、子どもの心を持ち続けられる大人は大丈夫かも知れませんが。
    幻灯会という昔懐かしい世界に、今の子どもたちを招待したい絵本です。

    投稿日:2017/07/12

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  • わらべ歌

    ♪かた雪かんこ、しみ雪しんこ、
         
          かた雪しみ雪キックキックトン♪

      わらべ歌だそうですが、雪国の素朴で暖かい親しみを感じました。

    きつね小学校の幻灯会に招待された四郎とかん子が、きつねのこしらえ

    たきび団子を美味しそうに食べたことに喜んで感動したきつねの生徒さ

    んたちです。そのことが、きつねの生徒さんの励みになって大人になっ

    ても人を騙すなんてしなくなるし、悪い評判もすっかりなくしてしまう

    だろうと思っていることです。お互いに信頼しあう関係っていいなあっ

    て思いました。いもとようこさんの優しい絵にとても癒されました。

    投稿日:2011/12/02

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  • 心に響く

    少し長いお話だった・・・
    聞きなれない言葉もあり、雪の世界も経験したことない息子は
    なんだか神妙な顔で話を聞いていた。

     キックキック トントン・・・
     かた雪かんこ、しみ雪しんこ・・・
    リズミカルなフレーズで子供たちはすぐ覚え一緒に歌った。

    きつねというと・・・たぬき同様 人を騙すというイメージがある。
    きつねの紺三郎が人間の子どもの四郎を試す?シーンがある。
    私は思わずツバを飲み込んだ。
    どうするの? 信じる? 信じない?
    本当にドキドキした。
    息子も同じ想いだったようだ。

    きつねの紺三郎の少しかしこまったようなキャラクターが
    私は好きだ。
    読み聞かせる時も少し意識して読んでみた。

    読み終わったあと不思議な世界に引き込まれていたような感覚が残った。
    それはきっと風景の描写が素敵だったからかもしれない・・・

    投稿日:2010/02/07

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  • 口ずさむ

    雪が降っているときにはつい口ずさみたくなるような「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」のリズム。読んでいて楽しくなります。いもとさんの絵も素晴らしい。彼女の描く動物は丸みを帯びていて、表情が生き生きしていて、それでいて温かい。まるで動物たちのぬくもりが伝わってきそうなほどです。

    投稿日:2010/01/29

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  • 優しい気持ちになります。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    いもとようこさんのきつねの絵が、とってもかわいらしくって、冬の寒さきびしい世界を、ほっこりあたたかくしてくれます。
    ふだん読む絵本よりもやや文字数の多いものでしたが、6歳の息子も途中でめげることなく、私の読み聞かせに付き合っていました。なにやら、このお話は、教育テレビの「おはなしのくに」で紹介されていたらしく、「このセリフ(かた雪かんこ、しみ雪しんこや、キックキックトントンなど)テレビといっしょ!」なんて言っていました。
    人間のこどもときつねが、少しずつ近づき、仲良くなっていくようすが、読んでいくにつれて読む側の気持ちをうれしさでいっぱいにしてくれます。お互い、相手を信じてみるっていう気持ちになることがなによりも大事なことなんだなあって思いました。
    人間どうしも、このお話のように、仲良くしなきゃねって、宮沢賢治さんは言いたかったのかな。自然や動物、素直な気持ちをもつ子どもから教えられることは多いんですね。

    投稿日:2010/01/12

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  • 美しい雪の描写

    大学3年のゼミで宮沢賢治をやりました。その時に私が発表したのがこの作品でした。

    評論なども数多く読んだのですが、今は全部忘れてしまいました。でも、冬のお話だったこと、きつねが出てくる、宮沢賢治にしてはわかりやすい童話だったことを記憶していました。

    息子が長いお話にも慣れてきたし、絵が息子の好きないもとようこ、冬のお話ということもあって、図書館で借りてきました。
    雪の野原で四郎とかん子の兄妹は、きつねの紺三郎に出会います。きつねは人間をだますことから警戒する二人。紺三郎はきつねは決してだまさないことを力説し、幻灯会に誘います。

    四郎とかん子、紺三郎が雪の野原で「しみ雪しんこ、かた雪かんこ」「キック、キック、トントン」と一緒に踊る姿がとても楽しげです。何度も出てくるこのフレーズを「キック、キック、トントン」と私の読む声に合わせて息子も声に出していました。
    きつねは人をだますという偏見、きつねという姿にしていますが、差別や偏見なくしたいというメッセージをわかりやすく子どもに伝えているお話のようにもとれます。

    「雪がすっかりこおって大理石よりもかたくなり、空も冷たいなめらかな青い石の板でできているらしいのです」という冒頭は、雪国で育った作者ならでは、他にも情景の描写は美しいものが多くあります。その美しい世界をいもとようこは、暖かく優しく描いています。

    紺三郎の少しすました口調がおもしろいです。でも、人間と仲良くなりたいという気持ちはひしひしと伝わってきます。

    最近、たかどのほうこの「ともださにナリマ小」というきつねと人間の小学校の交流の話を読みましたが、ひょっとしたらこのお話に影響を受けているのかもしれないと思いました。

    「雪わたり」は、他にもいろいろな絵本があるようですが、子ども時代に一度は触れてほしいお話だと思います。いもとようこの絵本で、こうしてまた子どもと一緒に読むことができて幸せです。

    投稿日:2008/01/09

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