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てんごくのおとうちゃん自信を持っておすすめしたい みんなの声

てんごくのおとうちゃん 作・絵:長谷川 義史
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年11月
ISBN:9784061323872
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 49
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  • お父さんとの、思い出を拾い集めて、
    手紙を書くように語りかける文章はじーんとなります。
    作者さんの本当の気持ちが、丁寧にかかれているのでしょう。
    この文章の中には出てきませんが、
    明るく頑張って、家を切り盛りしているすばらしいお母さんの存在も感じます。
    この方の絵、家にねこちゃんが住んでいるのも嬉しい。
    お父ちゃんと会えないと困るから、駄菓子屋で万引きしなかった立派なぼく。
    車の中から大丈夫か?とのぞいたおじちゃん、絶対それはお父さんだよ。
    あるよ、そういうこと。
    もうじき4年生になるまっすぐ育っているぼく。
    おとうちゃんはニコニコして見ていると思います。

    投稿日:2018/02/12

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  • かわいそうなのは

    私はまだこの本を声に出して読むことができないので、主人が子供たちに読んでくれました。
    大好きな長谷川さんの本ですが、長女はよくわからない、と言っていました。
    次女は、言うまでもなくわからないようです。
    今はまだわからなくても、きっといつかわかる日がくると思います。

    皆さんもおっしゃっているように、
    “ぼくより おとうちゃんがかわいそうなんと ちがうやろか”
    この言葉が心に響きます。

    図工の時間に「おかあさんの絵でもいいよ」とおっしゃった先生。
    気遣いはわかりますが、おとうさんがいないんじゃないんですよね。
    “ぼく”の中でおとうちゃんは生きている。だから絵も描けるんです。
    心の中でずっと生きている。
    これからもずっとずっと生き続けていくんです。

    周りの人々の「かわいそう」の気持ち。
    間違ってはいないのでしょうけど、
    “ぼく”から「かわいそうなのはおとうちゃんの方」と聞かされると
    心がぐっと揺さぶられました。
    死を受け止めた後の人って強い。
    ちゃんと故人を愛しているから言えるのだと思います。
    “ぼく”は強いなぁ・・・。

    私は数ヶ月前に父が他界しました。
    急なお別れで、うちの長女も、なんだかわからないけど何度も吐きそうになりました。
    同じだな、と思いました。

    最後の2ページからは長谷川さんの、おとうちゃんに会いたい気持ちが伝わってきました。
    大切な思い出を、私たちにも教えてくれてありがとう。

    今はまだ客観的に見れなくて、声に出して読めませんが、
    いつかまた気持ちが落ち着いた頃に子供たちに読んであげたいと思います。
    泣かないで読んであげられるようになった時、
    少しは私も強くなっているのかな、なんて思います。

    投稿日:2012/10/20

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  • ぐっときました

    子どもと一緒に図書館に行った時に、ふっと手に取った絵本。
    娘が大好きな長谷川義史さんの絵本です。

    ペラペラとページをめくるうちに鼻の奥がツーンとしてきました。

    3歳と0歳の娘にはまだ理解できないお話です。
    去年亡くなったひいおじいちゃんは「天国に行ったから会えない。」とは理解しているのですが、それ以上のことはわかっていません。
    でも、いつか命というものの存在に気付いた時に読んであげたいです。

    投稿日:2011/04/15

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  • 私も同じです。

    この絵本を本屋さんで見たときは正直、ドキっとしました。
    てんごくのおとうちゃん…。
    私も小学校6年生のときにおとうちゃんを亡くしました。
    私の大好きな長谷川さんも同じ経験をされていたことをこのときに
    初めて知りました。
    同じ経験をしたからといって、ここまで、同じことを思うの?と考えてしまうほど、まさに、私の思ってきたことそのままでした。
    一番かわいそうなのはおとうちゃん。私もいつもそう思っていました。
    ある日突然、おとうちゃんがいなくなって、家族が一人減ってしまう。
    そんな考えられないようなことが、本当におこることだってあるってことを、子供たちにも少しずつわかってもらいたいと思います。
    また、この絵本、大阪の良い味が出ていました。そこにも注目してもらいたいです。

    投稿日:2010/11/22

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  •  亡くなった父親に「はいけい、てんごくの おとうちゃん、げんきに してますか。」と手紙をつづるように描かれていく、絵本作家長谷川義史さんが2008年11月に発表した絵本の名作です。
     作品のよさもありますが、なんといっても長谷川ワールドが全開です。
     大阪弁で綴られている「てんごくのおとうちゃん」への手紙、昭和の雰囲気あふれた絵。
     長谷川さんは昭和36年、大阪に生まれていますから、ここには長谷川さんが見た昭和の思い出が詰まっています。

     胸にぐっと迫るのは、少年とおとうちゃんの微笑ましい思い出を描いたところではありません。
     おとうちゃんが亡くなった日、みんなが泣いている時、少年は「なんか わかれへんけど」庭に吐いてしまいます。
     少年にとって、大好きだったおとうちゃんの死であっても、何かとてつもなく恐ろしいものだったのです。
     人はそういう経験をしつつ、大人になっていく。
     ここはとても大切な場面です。

     さらに、みんなに「かわいそうに」と言われるたびに少年は自分よりおとうちゃんがかわいそうとちがうやろかと思います。
     少し視点を変えてみると、本当の世界が見えてきます。

     「はいけい、てんごくの おとうちゃん、ぼくは もうすぐ よねんせいに なります」、
     だから、心配しなくても大丈夫とおわる最後のページの絵は、おかあちゃんの肩を叩く少年でした。

    投稿日:2021/06/20

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  • お父ちゃんへの手紙

    このお話は、早くに死んでしまったお父ちゃんに息子が手紙を読むお話でした。天国のお父ちゃんに自分の気持ちや近況を素直に伝えている感じが子供に読んであげていてちょっと泣けてきました。うちの子は自分のお父さんにどういった気持ちとかでいるのかな〜なんて読んでいる私は気になりながら読んであげていました。

    投稿日:2016/08/31

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  • 身近な人が死んだら・・・・と思うと、だれでも胸が苦しくなる。
    不安で落ち着かない気持ちになる。

    それがお父さんだったら!
    子どもにはどうしていいかわかりません。

    そんな急な生活の変化の中でも、子どもはけなげに
    頑張っていっています。

    長谷川義史さんの実体験とのことですが、
    その後のおかあさんとの体験を描いたという『おかあちゃんがつくったる』と
    合わせて読むと、そんな境遇になった子どもたちに
    あたたかく寄り添う、とても心のこもった絵本だと思います。

    関西弁で語られるエピソードには、ユーモアを感じほっこりしますが、
    車の中から呼びかけるお父ちゃんとの遭遇のエピソードには
    思わず鼻がつーんとしました。

    投稿日:2016/06/02

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  • 命を感じる

    息子は死ぬということを分かってはいるはずですが、それに伴う感情についてはまだ理解出来るような理解出来ないような。ちょくちょく的外れなツッコミをしていました。
    大人は、読んでいて「じーん」とくると思います。
    命の尊さを感じます。

    投稿日:2015/08/23

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  • この本をうちの旦那様の見えるところに置いておいたら、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    おいおい冗談じゃないよと、ちょっと不機嫌になられてしまいました。おとうちゃんが死んでしまった絵本なのに、なぜか悲しい要素は全くなく、清々しい気持ちで読み終える事が出来る本です。このお話が、同じ長谷川先生の描かれた「おかあちゃんがつくったる」の続きのようになっている点は素晴らしいなと感じました。

    投稿日:2014/10/09

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  • 父親の死

    この本は、男の子が天国のおとうちゃんに手紙を書いたもの。
    長谷川義史さんご自身の実話です。

    「はいけい、てんごくの おとうちゃん げんきに してますか。」
    から始まるんですが、もう最初からグッと込み上げてきて私はダメでした。
    だけど、子どもって大人が思っているより、ずっとしっかりしていますよね。
    父親の死を受けとめ、力強く生きていくのが素敵でした。

    とても悲しい内容ですが、関西弁と長谷川さんの絵で重くなりすぎない所が素晴らしいです。
    うちの子ども達はまだ身近な人の死に直面した事がありませんが、この絵本を読んだ事がいつか何かの役に立ってもらえたらな〜と思います。我が家の本棚にいつも置いておきたい、そんな1冊です。

    投稿日:2013/10/25

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