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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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てんごくのおとうちゃん」 ママの声

てんごくのおとうちゃん 作・絵:長谷川 義史
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年11月
ISBN:9784061323872
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 49
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  • かわいそうなのは

    私はまだこの本を声に出して読むことができないので、主人が子供たちに読んでくれました。
    大好きな長谷川さんの本ですが、長女はよくわからない、と言っていました。
    次女は、言うまでもなくわからないようです。
    今はまだわからなくても、きっといつかわかる日がくると思います。

    皆さんもおっしゃっているように、
    “ぼくより おとうちゃんがかわいそうなんと ちがうやろか”
    この言葉が心に響きます。

    図工の時間に「おかあさんの絵でもいいよ」とおっしゃった先生。
    気遣いはわかりますが、おとうさんがいないんじゃないんですよね。
    “ぼく”の中でおとうちゃんは生きている。だから絵も描けるんです。
    心の中でずっと生きている。
    これからもずっとずっと生き続けていくんです。

    周りの人々の「かわいそう」の気持ち。
    間違ってはいないのでしょうけど、
    “ぼく”から「かわいそうなのはおとうちゃんの方」と聞かされると
    心がぐっと揺さぶられました。
    死を受け止めた後の人って強い。
    ちゃんと故人を愛しているから言えるのだと思います。
    “ぼく”は強いなぁ・・・。

    私は数ヶ月前に父が他界しました。
    急なお別れで、うちの長女も、なんだかわからないけど何度も吐きそうになりました。
    同じだな、と思いました。

    最後の2ページからは長谷川さんの、おとうちゃんに会いたい気持ちが伝わってきました。
    大切な思い出を、私たちにも教えてくれてありがとう。

    今はまだ客観的に見れなくて、声に出して読めませんが、
    いつかまた気持ちが落ち着いた頃に子供たちに読んであげたいと思います。
    泣かないで読んであげられるようになった時、
    少しは私も強くなっているのかな、なんて思います。

    投稿日:2012/10/20

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  • ぐっときました

    子どもと一緒に図書館に行った時に、ふっと手に取った絵本。
    娘が大好きな長谷川義史さんの絵本です。

    ペラペラとページをめくるうちに鼻の奥がツーンとしてきました。

    3歳と0歳の娘にはまだ理解できないお話です。
    去年亡くなったひいおじいちゃんは「天国に行ったから会えない。」とは理解しているのですが、それ以上のことはわかっていません。
    でも、いつか命というものの存在に気付いた時に読んであげたいです。

    投稿日:2011/04/15

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  • 私も同じです。

    この絵本を本屋さんで見たときは正直、ドキっとしました。
    てんごくのおとうちゃん…。
    私も小学校6年生のときにおとうちゃんを亡くしました。
    私の大好きな長谷川さんも同じ経験をされていたことをこのときに
    初めて知りました。
    同じ経験をしたからといって、ここまで、同じことを思うの?と考えてしまうほど、まさに、私の思ってきたことそのままでした。
    一番かわいそうなのはおとうちゃん。私もいつもそう思っていました。
    ある日突然、おとうちゃんがいなくなって、家族が一人減ってしまう。
    そんな考えられないようなことが、本当におこることだってあるってことを、子供たちにも少しずつわかってもらいたいと思います。
    また、この絵本、大阪の良い味が出ていました。そこにも注目してもらいたいです。

    投稿日:2010/11/22

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  • 涙がでそうになりました

    最近、義父が亡くなり、なんとなく手に取ってみた一冊です。主人公はお父ちゃんを亡くした子供です。みんなが可哀想…と言ってくるけど、自分より亡くなったお父さんの方が可哀想、というところでぐっときました。親の立場に立つと、本当そうだねーと思うのですが、子供の立場でそんなことを言うなんてすごい…と思ってしまいました。

    投稿日:2023/06/08

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  • お父ちゃんへの手紙

    このお話は、早くに死んでしまったお父ちゃんに息子が手紙を読むお話でした。天国のお父ちゃんに自分の気持ちや近況を素直に伝えている感じが子供に読んであげていてちょっと泣けてきました。うちの子は自分のお父さんにどういった気持ちとかでいるのかな〜なんて読んでいる私は気になりながら読んであげていました。

    投稿日:2016/08/31

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  • 身近な人が死んだら・・・・と思うと、だれでも胸が苦しくなる。
    不安で落ち着かない気持ちになる。

    それがお父さんだったら!
    子どもにはどうしていいかわかりません。

    そんな急な生活の変化の中でも、子どもはけなげに
    頑張っていっています。

    長谷川義史さんの実体験とのことですが、
    その後のおかあさんとの体験を描いたという『おかあちゃんがつくったる』と
    合わせて読むと、そんな境遇になった子どもたちに
    あたたかく寄り添う、とても心のこもった絵本だと思います。

    関西弁で語られるエピソードには、ユーモアを感じほっこりしますが、
    車の中から呼びかけるお父ちゃんとの遭遇のエピソードには
    思わず鼻がつーんとしました。

    投稿日:2016/06/02

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  • 命を感じる

    息子は死ぬということを分かってはいるはずですが、それに伴う感情についてはまだ理解出来るような理解出来ないような。ちょくちょく的外れなツッコミをしていました。
    大人は、読んでいて「じーん」とくると思います。
    命の尊さを感じます。

    投稿日:2015/08/23

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  • この本をうちの旦那様の見えるところに置いておいたら、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    おいおい冗談じゃないよと、ちょっと不機嫌になられてしまいました。おとうちゃんが死んでしまった絵本なのに、なぜか悲しい要素は全くなく、清々しい気持ちで読み終える事が出来る本です。このお話が、同じ長谷川先生の描かれた「おかあちゃんがつくったる」の続きのようになっている点は素晴らしいなと感じました。

    投稿日:2014/10/09

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  • 父親の死

    この本は、男の子が天国のおとうちゃんに手紙を書いたもの。
    長谷川義史さんご自身の実話です。

    「はいけい、てんごくの おとうちゃん げんきに してますか。」
    から始まるんですが、もう最初からグッと込み上げてきて私はダメでした。
    だけど、子どもって大人が思っているより、ずっとしっかりしていますよね。
    父親の死を受けとめ、力強く生きていくのが素敵でした。

    とても悲しい内容ですが、関西弁と長谷川さんの絵で重くなりすぎない所が素晴らしいです。
    うちの子ども達はまだ身近な人の死に直面した事がありませんが、この絵本を読んだ事がいつか何かの役に立ってもらえたらな〜と思います。我が家の本棚にいつも置いておきたい、そんな1冊です。

    投稿日:2013/10/25

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  • やさしく静かに心に響くいい本

    ぼくからの亡くなったおとうちゃんへのメッセージ。

    ぼくは作者の長谷川さん自身なのだそうです。
    おとうちゃんは死んでしまったけど、思い出がある。
    おとうちゃんは死んでしまったけど、ぼくのこと見ていてくれる。
    大好きなおとうちゃんへの思いがあふれる。
    重くなりそうなテーマだけど、重さをあまり感じさせず、やさしく静かに心に響くいい本です。親子の愛情の深さを感じます。

    昭和時代の家や町並みや学校の様子が、細部にわたってていねいに描かれているので、昔のアルバムをみているような懐かしさがこみ上げてきました。古びた写真のようなトーンで永遠に色あせない世界が描かれています。

    投稿日:2013/05/30

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