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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

雨ふる本屋」 みんなの声

雨ふる本屋 作:日向 理恵子
絵:吉田 尚令
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2008年11月
ISBN:9784494019427
評価スコア 4.23
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みんなの声 総数 12
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  • 五感で感じる「雨ふる本屋」と冒険。

    おつかいの帰り道。
    急に強くなった雨に、ルウ子は図書館で雨宿りをしなくてはならなくなります。ルウ子の心は、お母さんを独り占めしている体が弱くて小さな妹への嫌な気持ちでモヤモヤしています。
    色々な人が本に没頭している、しんとした館内。本棚の間を歩いていたルウ子は、不思議なカタツムリに出会い…冒険の扉が開きます。

    日常の隙間から入っていける不思議な世界が、甘く美しい言葉で綴られています。いつも降っている雨のせいなのか、物語全体が落ち着いていて、心地よくお話の世界に浸りました。(細かい描写に、音や匂いや味や、手触りまで伝わってくるようでした。)

    冒険の顛末にも、納得。とても面白かったです。
    吉田尚令さんの挿絵も素敵でした。

    小学校中学年ぐらいから、文字の本をどんどん読みたくなっている子ども達にお勧めしたい、一冊でした。

    投稿日:2022/03/04

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  • 黒いレインコート

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    初めは、ルウ子が迷い込んで行く展開にハラハラしたり、ドードー鳥が現れて「不思議の国のアリス」を連想したり、面白く読めました。
    ほっぽり森での展開はお話について行くのが大変で、それはたぶん私の想像力が乏しいからでしょう。
    後半、黒いレインコートが役に立つ場面がとてもかっこよくて、今後黒いレインコートを見かけたら思い出しそうです。

    投稿日:2020/08/16

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  • ルウ子ちゃんの冒険!?

    2008/11/20初版で
    図書館にリクエストして
    届いた本は
    2016/4/8で第29刷ですって!!
    すごい人気ですね

    雨が「降る」本屋???
    かと思ったら
    「古本屋」なんですよ

    主人公のルウ子は
    妹に嫉妬?しているらしく
    とても、不機嫌な様子
    もしかして、かなり意地悪?
    でも、ものすごく、たくましい!!
    冒険家でもあり
    想像力の長けた女子なんです

    「青い鳥」のホシ丸くんや
    かえるの「七宝屋」さんのお店が
    とても興味深いです!!
    「夢」「想像力」「本」との絡み合いといいましょうか
    これいやだ・・・と思うものが
    実は、とても優れたグッズだったり

    シリーズ本のようで
    続きが気になります!!

    投稿日:2020/07/26

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  • 少し物足りなかったです

    子供たちから評判がいいので、私自身が読んでみました。

    日本の作品にしては凝った作りなのですが、大人の私にはちょっと物足りなく、なかなか物語の世界に入っていけませんでした。
    後半は面白くなっていくものの、そこにさしかかるまでが長く感じました。

    ほかの読者の方も書いていましたが、エンデの『はてしない物語』や『モモ』を連想させる内容です。
    けれど、エンデの作品のほうがずっと深いので、こちらは軽く感じてしまいました。(ごめんなさい)

    ファンタジーが好きな、小学校中学年以上の子たちは楽しめると思うので、すすめたいと思います。

    投稿日:2018/07/31

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  • ほし丸くんと冒険の旅

    今の時点で、3冊出ていますが、この本が物語の始まりです。
    ルウ子は、大好きなお母さんを妹のサラが独り占めしているような
    寂しさを持っています。雨が降り出した時、市立図書館に駆け込んで
    カタツムリにいざなわれるように、たどりついたところは、しとしとと雨が降り
    草の生えた地面に本だなが並んだ雨ふる本屋でした。
    そこには絶滅したどうどう鳥がいて。
    ファンタジックな登場人物、部屋のしつらえなど、楽しいお話になっています。
    本の大切さ。夢の力。
    このお話が終わるころには、ルウ子のちょっととんがっていた心も、
    やさしいお姉ちゃんの心に変わっていました。

    投稿日:2017/07/07

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  • 何が起こるか予測できない!

    カタツムリに誘われて辿りついたのは、「雨ふる本屋」。
    本にとって水はタブー。
    それなのに、本屋の中で雨がふっているって…。
    おかしな本屋、おかしな店主、おかしな依頼。
    最後の最後まで、予測できない展開でした。
    不思議で、ファンタジーで、どこか怖くて、かなりドキドキさせられました。
    前に進むしかない状況の中で、主人公の女の子の心が少しずつ成長していくのを感じ、清々しい読後感でした。
    少し難しい言い回しなどもあるので、高学年くらいからおすすめします。

    投稿日:2017/03/16

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  • ふしぎな冒険

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    ふしぎな世界へ行って「物語の種」を守るために冒険をするルウ子。
    妹を邪魔に思っていた彼女がこの冒険で成長したのが良かったです。
    ふしぎな冒険もいいですが、大人の私はこの本屋さんの面白い本に興味があります。行ってみたいなー。
    『つまらない種なんてないわ。物語の種には、ふできなものもあるのかもしれないけれど、どれだって、いのちがけなのよ』というセリフは作家さんすべての思いなのかもしれないなと思いました。

    投稿日:2014/12/07

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  • 続編の「あめふらし」が、課題図書とのことで、学校の先生が、クラス全員の前で、読み聞かせしてくださったそうです。
    しかし、長い本なので、さすがに全部ではなく、残念だなと思ったので、図書館から借りてきました。
    せっかくならば、「雨ふる本屋」のほうから読んだほうがおもしろいだろうし。
    小6男子が、一日で読破しました。
    「とてもおもしろい!」そうで、そのまま、「あめふらし」のほうも読み始めました。
    とても、キラキラした、修飾語過多な表現で、もう年をとった私などは、少々胸焼けするのですが、このぐらいの年齢のころは、こんな、ファンタジーが好きだったなあと思い出しました。
    とにかく、色の表現が多用されていて、主人公の性格や、感情よりも、そちらのほうが、ぐるぐる迫ってくるようでした。
    そんなところから、少し、ゲームっぽい印象を受けました。
    が、とても評判のいい本のようですし、作者のお人柄のよさがあふれている良作です。
    「この作者のほかの本も読みたい」そうです。

    親の面白いと思う本と、子供の面白いと思う本がどんどん違っていくのは、子供の成長を感じられて、面白いです。

    投稿日:2013/10/01

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  • 日本版ネバーエンディングストーリー

    図書館に迷い込んだルウ子が、かたつむりをおいかけているうちに、
    たどり着いたのは「雨ふる本屋」という不思議な本屋。

    夢でみたり、だれかが書いたお話の種が、
    この「雨ふる本屋」で本になります。

    不思議な登場人物たちとともに、種を守る冒険に出るルウ子。
    それを通して、ルウ子も成長し、忘れていた大事なことを思い出します。

    なんとなくネバーエンディングストーリーのような雰囲気でした。

    不思議なお話だけれど、ルウ子の気持ちの変化もしっかり書かれていて、
    すんなりと読めました。

    大人でも十分に楽しめるファンタジーです。
    そういえば、子供のころ、私も物語を書いてみたことがあります。
    「おしまい」までかけなかったあの物語も、
    今頃「雨ふる本屋」で素敵な本になっているかな?

    投稿日:2013/09/09

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  • 大人も楽しめるファンタジー

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子10歳

    久しぶりに、私自身がワクワクドキドキして読みました。

    激しく降る雨の中、ルウ子が駆け込んだのは市立図書館でした。
    そこで、カタツムリを追いかけて着いた先が、雨ふる本屋。
    一歩踏み入ると、そこは先が読めない不思議な世界でした。

    その不思議な古本屋には、これまた不思議な住人がいました。
    フルホンさんと呼ばれている気難しい大きな喋る鳥や、
    妖精使いという舞々子さんに、シオリとセビョーシというふたりの妖精など、
    個性的というか一癖もふた癖もある登場人物に、
    〈雨ふる本〉のつくり方ってなに?
    鳥の男の子ってなにもの?
    ほっぽり森ってどんなとこ?
    とにかく、奇想天外な展開が次から次へとやってきて、
    あれよあれよって感じで不思議な世界へ引き込まれていきました。
    ルウ子が体験する不思議な冒険は、
    息もつかせぬ展開で、どうなるんだろうとハラハラしました。

    現実にもどるころには、ちょっと成長したルウ子がいました。

    「面白いよ。」と、娘にすすめられて読み始めた私ですが、
    ほんと、面白かった。こういうお話は大好きです。
    大人の私でも、読み応えがありましたが、
    ちょうど娘と同じ小学校中学年からなら楽しんで読めると思います。

    投稿日:2011/03/29

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