娘が大好きな「絵本・大草原の小さな家」のシリーズの1冊。日本語訳では、「おじいちゃんのいえのダンスパーティー」という題で出版されています。我が家の本棚にも日本語版が2冊あり、この本も含めてあと3冊購入してあるのですが、日本に帰省するたびに、まとめて段ボール箱で持ち帰っているため、その時期が待てずに(!)図書館で先に原書を借りてきました。
娘は、今まで読んだどの英語の本よりも夢中になり、このシリーズの中でも、1番気に入っているお話です。
「緑色のドレスを着たお母さんが誰よりも素敵!」「お母さんは世界一のダンサー!」と、憧れの眼差しでうっとりとお母さんの姿を見つめるローラと同じ瞳で、娘もまた色とりどりのロングドレスやダンスシーンに見入っています。けれども、現代のような華やかさばかりが誇張された催しではなく、あくまでも質素で、和やかな、大人も子どもも楽しめるダンスパーティーです。他に大きな楽しみも、贅沢もなかった時代。それだからこそ、人々は真の楽しみ方を知っていたのかもしれませんね。そして、そのことが、今を生きる子どもたちの心にもまっすぐに伝わってくるのが、このシリーズの素晴らしいところだと思います。
娘のお気に入りは、”Swing your partners!”という父さんのセリフ。「Jも、お誕生日パーティーにお花のついたきれいなドレスを着て踊りたいなあ〜!」と言いながら、スカートの裾を持って、くるくる回っています。ピクルスを食べて、「すっぱ〜い!」顔になったローラも、子どもらしくてかわいいですね。娘がダンスシーンと同じくらい好きなページです。