赤ちゃんが主人公の絵本は、たいてい笑っているか、泣いているか、眠っているものの記憶しかありません。
しかめっ面と赤ちゃんというミスマッチ的なタイトルに惹かれてしまいました。
表紙絵を見て、「これがしかめっ面ですか。」と吹き出しながら読みました。
赤ちゃんが朝から笑わないので、家族があの手この手で笑わせようとします。
おばあちゃんのコスプレに仰天でした。
さらにおじいちゃんの登場で、これは普段この赤ちゃんは笑い過ぎるくらい笑う生活をしているなと思いました。
ワンちゃんやねこちゃんまで心配しています。
赤ちゃんを中心にこの家庭が回っているのが解ります。
笑わない原因を私なりに、便秘かしら?なんて考えていましたが、ラストがとっても良かった。
育児中に読んでいたら、少し気が楽になれたかもしれません。
あまりにも、神経質になりすぎていました。
当時息子も話せたら、「息苦しい!」と叫びそうなほど見つめて生活していましたものね。
そうです。赤ちゃんだって、四六時中笑っているわけじゃない。
(むしろその方が心配です。)
笑わない時だってあるんですよね。
しかめっつらの赤ちゃんもやっぱり可愛いですね。