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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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12歳の空 自信を持っておすすめしたい みんなの声

12歳の空 作:三船 恭太郎
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2009年05月
ISBN:9784093862493
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,821
みんなの声 総数 3
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  • スゴすぎる児童文芸

    この本は、児童書というより児童作家の小説。
    児童というより作家の域に達してしまった少年の文学作品である。

    「第二回12歳の文学賞」の大賞作品として読んだときは、その自由奔放さと文章の大きさに驚いたものだが、続編として書かれた小説を読むと、はるかにそれを飛び越えてしまって、限りない可能性を感じさせながら大進化していた。
    ただただスゴイと思うばかりである。

    前述文学賞の大賞作「ヘチマと僕と、そしてハヤ」を書いたのが10歳。私は、その時点で文章のタッチのすごさと、これだけ長い小説をまとめ上げる力に感服したものである。

    続編として12歳にして書き上げた「それからの僕らの空」はとてつもない長編小説である。
    その中で、前作の登場人物でもある、僕と親友のハヤ、ガールフレンドの涼子ちゃんは、その後の自分たちの心の中、生活、考え方と様々なディテールが見事に描かれている。
    転校生としてのハヤの家庭事情。小学校生活の中での様々な出来事と純粋な気持のぶつかり合い。成長していくクラス仲間と自分自身。
    卒業までのエピソードがユーモアでがっちりとまとめ上げているので、爽快さを強くしている。
    そして、それぞれの登場人物がのびのびとしていて屈折していないのは、作家がまだ成長期であるからだと納得させられる。これ以上登場人物が感情のひだに深みをもってしまったら、もう児童文芸ではない。読み手としての児童はついてこられないだろう。

    といいながら、恭太郎君は11歳時の作品「とびら」でとんでもないことをしてくれた。
    怜子おばさんに乗り移って、同窓会に参加してしまうのである。
    話の展開、12歳のくせに(ゴメンナサイ)30年前を経験しているかのような大人の描き方。45歳の同窓会にいかにも行ったことがあるかのように書き上げている部分。自分でも「そうだった、そうだよね」と納得できる。タイトルの「とびら」の由来を文中にさりげなく描いているきめの細かさ。雪を桜にかけて描写するところなどはにくいばかりの叙情感。熟成感というか老練さすら感じさせる。

    すでに、私は子どもの文章などとは思わず、この作品に呑みこまれ、感情移入して全肯定。時折、思わず涙腺を緩ませてしまいました。
    大の大人をここまで惹きつけるなんて凄すぎるぞ。
    こんな子がそばにいたら恐いぞ。

    「12歳の文学」を読んで、同世代の文章に何かを感じた息子。
    この作品を読んで何というだろうか。期待しながら、本を渡してみた。

    この本の評価には、☆を10個でも少ないと思っています。

    投稿日:2009/07/22

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    1
  • 読み終えて感じたのは、これを小学生が書き上げたとは思えないってこと。
    言葉の言い回しが、状況の描写が、気持ちの表現力が、素晴らしい。
    「小学生が書いた小説」という興味本位から、どの程度のレベルなのだろうと
    さらっと目を通す程度の気持ちで手にした一冊でしたが、読み進めるにつれ、
    小学生が書いたかどうかなんて関係なく、楽しみながら読んでいる自分がいました。

    でも内容は、やっぱり現役小学生でしか描くことの出来ない世界が広がっていて、
    これは大人には決して書くことの出来ない小説だなと思い知らされました。
    大人が読めば懐かしさが込み上げ、子供達が読めばきっと共感が得られる、
    そんな作品です。

    第1章にあたる「ヘチマと僕と、そしてハヤ」は、「第二回12歳の文学賞」の大賞受賞作品。
    そして、第2章、第3章にあたる「とびら」「それからの、僕らの空」は受賞作で、
    「ヘチマと僕と、そしてハヤ」の続編であり、長編の3部作となっています。

    これが作家デビューとなった、三船恭太郎くん。
    彼の才能には、ただただ驚愕し、感心するばかりです。

    投稿日:2015/09/05

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  • 私が一番笑ったことは・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    絵本ナビでこの本の感想を読んで、12歳の文学を絶賛していたので、ぜひ読んでみたく、図書館で借りてきました
    今の12歳も昔の12歳もさほど変わらないじゃないか・・・と読み始めてすっかり小説のなかにどっぷりとはまってしまいました
    子供がこどもらしくという言い方も変ですが、実に子供らしく作品が出来上がっているという感想です
    私が一番笑ったのは、卒業式でケイスケがツーステップになった時、思わず映像が頭に浮かんで吹き出してしまいました!
    それにして抒情的というのか心情の表し方がうまい!作者恭太郎君の目には、周りの風景もこんなふうに映るのかしら…
    日記の数行すら書くのに苦しんでいた、我が子らと比較しても仕方がないが、この先楽しみな作家です

    投稿日:2010/08/11

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