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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

14ひきのおつきみ」 絵本紹介サイトの声

14ひきのおつきみ 作・絵:いわむら かずお
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1988年06月
ISBN:9784494006830
評価スコア 4.8
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  • くんちゃんがお月見台めざして、木をどんどん登っていくシーンから、お話は始まります。この微妙な角度が娘には、とても新鮮にうつるみたいです。くんちゃんを追いかけながら、木々の虫たちや小鳥にも目をとめることに。14ひきの家族が協力して作ったお月見台には、数々のお供え物が飾られます。そしてもえるような夕焼け。そして日が落ち・・・
    このあたりは、ぺーじをめくるごとに映画を見ているようです。とても色彩豊かでうっとりしてしまう。
    そして待ちに待ったおつきさん。
    娘も私もこのページで感嘆の声をあげるのです。お月見という日本古来の風習。最近ではちょっとわすれがちだけど、「おつきさん、ありがとうという」本来の感謝の気持ちを忘れずにいたいものですね。

    投稿日:2004/07/10

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  • お月見を題材にした絵本はたくさんあれど、この「14ひきのおつきみ」は、飛び抜けて秀逸です。
    「14ひき」というのは、ねずみの大家族。父母、祖父母、プラス10匹のきょうだいねずみたちという構成です。
    「14ひきのあきまつり」「・・・ピクニック」「・・・あさごはん」「・・・こもりうた」などなど、いわむらかずお氏はほかにも「14ひき」のシリーズをたくさん描いていますが、どれもみなねずみの大家族をとおして、自然の恵み、家族のきずな等々、忘れ去られようとしている「よいもの」を思い出させてくれます。
    また、ねずみの低い視点から見た自然をダイナミックな構成で描いているのも圧巻です。
    実際に、これらの絵本に描かれているような自然の懐に抱かれて暮らしていらっしゃるといういわむら氏ですが、氏の聞こえている葉擦れの音、風の感触、夕焼けの赤さが、そのまま伝わってくるような文章も、非常に調子よくて心地よいです。まるで詩を読んでいるみたいなのです。
    見開きページいっぱいにたっぷりと描かれた自然を味わいながら、声を出して読んでいると、こころが穏やかにおさまってゆき、自然の恵み、うつくしさに、14ひきといっしょに思わず感謝のことばを言いたくなってきてしまうのです。
    「おつきさん ありがとう、たくさんの みのりを ありがとう、やさしい ひかりを ありがとう」

    夕暮れから月の出まで、刻々と変わってゆく空の色、森の色・・・・どのページもため息がでるほどのうつくしさと安らぎに満ちています。かくし絵であるかのように、各ページにさりげなく描かれている小さな鳥や虫たちを探すのも、子どもたちにとってはこの本を味わうときの楽しみであるようです。

    投稿日:2002/09/03

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