「ちょうちょ はやく こないかな」 ママの声

花も蝶も、とても繊細に描かれていて、とにかく綺麗な絵本です。
きれいに咲いたオオイヌノフグリが、蝶が自分のところへとまってくれるのを、今か今かと待っている様子が描かれています。
オオイヌノフグリ以外にもタンポポやレンゲなど、色々な野に咲く花が出てきます。
春に向けて、おすすめの一冊です。

息子たちも毎日のように
「ちょうちょ はやく こないかな」
と、網をもって蝶々を待っています。

この本では花から蝶々をよんでおり、
主人公が花というのは珍しく新鮮でした。
でも生物学的にはこうやってミツを集めてもらい、
受粉していくんですよね。

オオイヌノフグリの残念そうな様子や
うれしそうな感じが絵ではわかりにくいのですが
お話から感じられ、
甲斐 信枝さんの繊細に描かれた花や蝶々は
自然に触れやすいですね。

やっと暖かくなってきたので、春らしい絵本を読んでみました。
丁寧に描かれたちょうちょや花は、本物のようです。
文章が、小さな花の目線で書かれていましたね。
動くことの出来ない小さな花。
待ち続ける様子に切なくなったりもしましたが、ちょうちょが来てくれた喜びも感じました。

春さきの蝶々をたくさん見る季節に読みたいです。
道端でよく見かける超たちがたくさん登場します。
甲斐信枝さんのリアルな虫や草花の世界と、わかりやすくはっきりとその状態を伝えてくれている文章とのバランスがとってもいいなと思いました。

可愛らしい蝶たちとともに、春に見かけるタンポポやレンゲ、オオイヌノフグリなどがとても自然に描かれていて、読んでいると春を満喫できそうです。
３，４歳くらいからお薦めしたいです。

ちょうちょを待つオオイヌノフグリが主人公。

精密な絵のおかげもあってか
最初の数ページは単調な内容に思えたのですが、
読み進めて行くとオオイヌノフグリの期待や落胆が描かれていて
読む方も自然と気持ちが入ってしまいます。
「そんなことあるよね・・」なんて感情移入しながら読んでいました。

諦めかけたとき、１羽のちょうちょがやっと止まってくれたのには
こちらまで嬉しくなってしまいました。オオイヌノフグリの喜びも可愛い＾＾

丁寧でリアルな絵ですが、葉や花の向きや伸び方で
そのときどきのオオイヌノフグリの感情が良く表現されていて
とても面白かったです。

娘も「おもしろ〜い！もう１回読む」と楽しんでいました。

まるで図鑑のような絵で、植物やちょうが描かれて
います！細かい部分まで見入ってしまうほど、とても
きれいな絵です。
オオイヌノフグリの目線でストーリーがすすむところも
おもしろくて好きです♪
ちょうちょが大好きな娘も、いつも喜んでみています。
植物にも興味をもってくれるといいなと思います♪

２歳１１ヶ月の息子と読みました。
とても綺麗な絵で、春の暖かな季節や花の香りが絵本から飛び出してきそうです。
青い小さなお花にちょうちょが来てくれるかな？と待つ様子は
自分が青い花になったような気持ちで、まだかなまだかなと
思います。
息子も、ちょうちょが青いお花にやってきた時は、あ〜よかったという
表情です。
ひらがなを覚え始めた息子が一人でも読みやすい絵本で、
文字の少ないページを読んでくれたりもします。

可愛らしい花を咲かせたオオイヌノフグリ。
わたしのところにきてくれるかな、
とちょうちょを待つ姿が繊細な絵で描かれています。

ちょうが花の蜜を吸うということは分かっていても、
花がちょうちょを待っている、という当たり前の事を
息子には話したことなかったなぁと気付きました。

なかなかちょうちょが来なくて、待ちこがれる
花の気持ちが伝わったのか、息子はちょうちょが
くるたびに「あ、きたよきたよ」と話しかけるように。
春に見かける花がいくつも描かれいて、
温かくなってきたらさらに楽しめそうです。
もうすぐ２歳の息子にも年齢的にもちょうど良いです。

早春にコバルトブルーの花を咲かせるオオイヌノフグリが主人公。
雑草に分類される植物ですから、とても地味な存在なのです。
だから、ちょうちょがやってきても、なかなか相手にされない、という訳です。
よその花に行ってしまうのを残念そうに眺めるばかり。
写実的な丁寧な絵なのに、本当に植物の声が聞こえてくるようです。
オオイヌノフグリを生き物として、しっかりと描写しよう、という
作者の意気込みと思い入れを感じます。
雑草の持つ倹しい佇まいも共感できます。
子どもたちにとっては、ちょっとした科学絵本になると思います。
できれば、巻末に、出てきた雑草の名前や、ちょうちょの種類も解説がほしかったです。

可愛い水色の小さな花が
ちょうちょさん来ないかなと待っています。
いろんなちょうちょさんが出て
いろんな花が登場します。
どれも繊細で美しい絵。
言葉のリズムも良いので、読み聞かせると
こないかな？の部分で首をかしげたりします。
春になってもう一度読みたい絵本です。