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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

水曜日の本屋さん」 ママの声

水曜日の本屋さん 作:シルヴィ・ネーマン
絵:オリヴィエ・タレック
訳:平岡 敦
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895726979
評価スコア 4.61
評価ランキング 4,096
みんなの声 総数 17
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  • 文章表現が素敵!!

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    女の子とおじいさんは水曜日に本屋で出くわします。
    おじいさんはいつも決まって戦争の本を読んでいます。
    ある日その本が売れてしまったと聞いて

    「おじいさんは、大きな袋をしょわされたように背中をまるめた」

    そしてその本が
    おじいさんへのクリスマスプレゼントだったとわかった時

    「おじいさんは軽々と包みをかかえて帰っていった」

    こういう表現で人物の気持ちを
    表しているところがとても気に入っています。

    投稿日:2010/10/18

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  • 世界中が微笑んだ、クリスマスストーリー

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    クリスマスの頃、本屋さんでの少女と老紳士の静かな交流を描いた作品です。
    フランスでは水曜日は学校がお休みなんですって。
    ということで、毎水曜日本屋さんにやってくる少女は、
    いつも居合わせる老紳士に気付きます。
    彼が読むのは分厚い戦争の本。
    絵本の方が面白いのに、といぶかる少女の視点がほほえましいです。
    クリスマスらしいラストは、とてもほっこりとした余韻です。
    さりげなく描かれた、老紳士の過去が想像できます。
    そして、こんなにも立ち読みに寛容な本屋さんというのも驚きですね。
    どちらかというと、大人向けの作品ともいえると思います。

    投稿日:2010/01/22

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  • 本がつなげた絆

    このお話は、一見の本屋さんを舞台に、女の子とおじさん、それから本屋さんのきずなを描いたお話でした。女の子がおじいさんの事をいつも気にかけている姿もステキでしたし、私が特に感動したのが、本屋さんの粋なはからい!おじいさんが本が欲しくて買わないのをしっていて、クリスマスにプレゼントしていました。とっても感動しました。

    投稿日:2013/09/10

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  • 素晴らしい表現

    小さな女の子の目線で、物語が進んでいきます。
    その文章のすばらしいこと!
    「悲しい」とか「うれしい」といった、感情を直接表現する言葉はないのに、人物の心の動きがよく伝わってきました。

    わたしはクリスマスってきくと、たくさんのお星さまが目にうかぶ。
    でもおじいさんは、大きな袋をしょわされたように背中をまるめた。

    この文章などは、傑作と思えます。

    まるで映画のような絵も、素敵な世界を作っています。

    投稿日:2011/12/02

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  • すてきな時間が流れている

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    本屋さんという空間で、本を通しての人と人との出会いに、静かながらも心あたたまる時間が流れているのを感じました。
    本屋さんって、本を買いたくて行くこともあれば、ただ読みたくてという場合もあるし、ときには、どんな本をどんな人が手にしてるのか見たくてという場合もありますね。本との出会い、人との出会いがあるとっておきの場所であることを、あらためて確信しました。
    人生の終わりにさしかかっているおじいさんのたたずまいや少ないながらも重みのあることばに、じーんとしてしまいます。人生をふりかえりつつ、それでも新たな人とのふれあいを求めてやってくるおじいさんに、ずっと長生きしてねって、話しかけたくなりました。
    感動します。ぜひ、読んでみてください。

    投稿日:2010/08/10

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  • 本屋さんって素敵

    本好きの友達からすすめられて読みました。
    本好きがすすめるだけに間違いなかったー。うれしかったです。
    こんな本屋さんがあるのだったら私も通ってしまいそうです。
    しっとりしていて、静かで、人があんまりいなくて、落ち着いて
    本を読むことができそうで。
    ソファに座ってボンボンを食べながら・・。

    投稿日:2010/04/17

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  • 素敵な場面に立ち会えて良かったですね

     書店で毎週水曜日に会うおじいちゃん。
     椅子に腰掛け、分厚い「マルヌ会戦」関係の本を読んでいる。
     シュリーフェン・プランを阻止させた祖国の戦いぶりへの感動か、はたまた父親(or祖父)も参戦したいたものか、時に涙している様子。
     主人公の女の子は、毎週同じ本を読むおじいちゃんに、『お気に入りなら買えばいいの』にと思うのですが…。
     
     『この本が売れていないように』と毎週願いながら書店に通うおじいちゃんの心境を思うと、『おじいちゃんのこのささやかな楽しみがどうぞ奪われませんように』と、私も祈ってしまいました。

     日本でも、椅子やテーブルを置いている書店もあるようですね。
     果てはカフェに繋がっている書店も都市部ではあるそうですね。
     このお話の書店もゆったりと本を読める空間があって羨ましい。
     クリスマス前には、ボンボンまで振る舞われていてビックリです。
     
     主人公の女の子と、おじいちゃんの心の交流一本のお話しかと思いきや、エンディングに『まぁ〜』とビックリ。
     女の子は、素敵な場面に立ち会えて良かったですね。
     
     おじいちゃんが、あの本を購入する事を躊躇っていた理由のわかるページで、この年齢にならなければ抱かない感情だろうなと、しんみりとした気持ちになりました。
     
     大人の心にもグッとくる、作品だと思います。

    投稿日:2010/02/13

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  • 素敵な贈り物

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    フランスの学校は水曜日がお休みで、そのたびに本屋さんに出かけていた少女。

    いつも同じおじいさんも来ていました。

    そしておじいさんはいつも決まって同じ本を読んでいました。

    戦争の本でした。

    それだけでもなんとなく・・・胸がキュンとなりました。

    おそらく自分が体験していたであろう戦争の本をゆっくりゆっくり読むおじいさん。読みながら、どんな事を思い出し、考えているのだろう?

    その姿に気がついている少女はなんて優しい子なんだろうと思います。


    でも・・最後はなんて素敵なクリスマスファンタジー。

    こんな風にさりげなく素敵な贈り物ができる人になりたいと思いました。

    戦争とクリスマス・・高学年の子どもたちに紹介したいと思う1冊です。

    投稿日:2010/01/30

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  • 贈り物に込められた温かい気持ちが伝わってきます

    日本では、だいたい学校というものは土、日がお休みなので、
    この本の「水曜日は学校がお休み」という所から、息子は「えーっ?」
    と反応していました。

    文化の違いを感じられるシーンでした。

    おじいさんがいつも読んでいる本、好きなのにどうして買わないのかな、と読んでいるこちらも、物語の中の女の子と同じ気持ちになりました。最後の展開はとても心温まるもので、印象的でした。

    息子には少し難しかったですが、雰囲気は小さい子でも楽しめるのではと思いました。夜、眠るまえに読み聞かせにもおすすめの、ゆったりした落ち着いたお話だと思います。

    投稿日:2012/01/16

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  • 本屋さんがまるで図書館のような

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    本好きにはたまらない、ワクワクするタイトルですよね。
    内容はどちらかというとしんみりした難しいものでした。
    読んだ感じでは、小さなお子さんたちより大人の方にお勧めします。

    作者はスイス在住の方だそうですが、スイスの本屋ってきっと、
    立ち読みというより、図書館みたいにお客が買わずにその場所で熟読するのがOKな国なんですね〜。
    日本の本屋さんとは大きく違うなと、読んでいてびっくりしました。
    そして本屋のお姉さんの粋な計らいも!
    たぶん、日本人の多くの人が、こういう行為に感動を覚えると思います。

    投稿日:2011/06/21

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