一人読みするなら高学年以上とあったので読むのを躊躇していたのですが、春休みを使って息子に読み聞かせしてみました。
とてもよかったです。
ラッグルスさん一家は七人の子だくさん。最初の名前のつけ方からおもしろくてクスクスと笑ってしまいました。
おかみさんとのやりとりも下町の夫婦らしく軽快でこんな夫婦ありそうだなあと思いました。
七人の子どもたちもそれぞれにいきいきとして、おかみさんの言いつけを守らないところなど、子どもらしいなあと思いました。
そして、子どもたちを助けてくれる周りの大人たちの優しさも感じられました。
長女のリリーローズ(12歳半)、ケート(11歳)、双子のジムとジョン9歳で四年生、ジョーは七歳という具合に、児童書を読むような年齢のお子さんのどれかに年齢が近そうなので、親近感を持って読み聞かせの場合は聞けるのではないかと思いました。
一日一話的に読めて、それぞれの子どもたちのエピソードが読めるのでどの子もとても身近に感じました。
訳は石井桃子さんということもあって安心して読めました。
汽車が出てくるような時代設定なので、幾分は古いのですが、古き良き時代の良さが感じられます。