福音館書店から出ているあかちゃん向けの作品です。
発行が1987年なので、まだジャンルとしてあまり確立していない「012」才向けではないかと思います。
ひよこたちが、母親のめんどりのところに行くまでの短い道中を描いたものですが、読者の目線の手前には黒猫がじっとひよこたちを狙っているではありませんか!
1ページ1ページの動きをとても丁寧に描いてくれています。
短い作品ですが、とにかくセリフが「ピヨピヨ」だけなので、
その状況をよく考えて、聞き手の子どもたちにいかにわかりやすく「ぴよぴよ」するかが、この絵本の魅力にかかわってきそうな気がします。