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絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

彼の手は語りつぐ」 ママの声

彼の手は語りつぐ 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:千葉 茂樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
本体価格:\1,600+税
発行日:2001年05月
ISBN:9784751519844
評価スコア 4.85
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  • ひいひいひいおじいさんに起きたホントの話

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    すごく想いのこもった作品でした。
    中高生のお子さんたちに、南北戦争を習った(または習う前)後に紹介したいな〜と、思って、試しに音読してみたら、なんと!33分かかりました。
    間を考えずに、とりあえず一通り読んでみての分数なので、間を入れて読むともう少しかかりそうです……。
    残念。読み聞かせは難しそうです。ブックトークでの紹介を何らかの形でしていけたらいいなと思っています。

    この話は、作者パトリシア・ポラッコのひいひいひいおじいさんに当たる人に本当に起こったことで、
    ひいひいひいおじいさんの「シェルダン」が、当時15歳で南北戦争に参加していた頃の思い出を
    彼が大人になってから自分の子どもに語り、その子がまた子どもに語り…と、パトリシアもお父さんから語り聞いた話です。
    パトリシア・ポラッコの絵本のほとんどは自分が実際に経験したことを物語った作品が多いですが、
    この作品は、直接作者にあったことを語っているわけではなく、終始語り手(聞き手でもあります)として存在しています。

    シェルダンを助けてくれた少年は黒人の「ピンクス」。南部の奴隷の1人でしたが、主人が文化人だったのか、ピンクスは文字が読め、たぶん当時は画期的なアイテムであった“メガネ”を持っていました。
    ピンクスの母、モーモー・ベイは、愛嬌があって大らかでとても母性の強いやさしい人。
    シェルダンは彼らが『確かに生きていた』ことを伝えたかったのでしょうね。
    でも、まさか自分のひいひいひ孫が絵本という媒体で、このふたりの物語を伝えてくれるとは思ってなかったでしょうね〜。ぜひぜひ、たくさんのお子さんたちに手に取ってほしい1冊です。

    投稿日:2016/06/07

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  • あの時、首を傾げていた息子が…

     『教材に使えるかも』と思い、家でこの絵本を開いていると、当時6歳の息子が「読んで、読んで。」とせがむので、『ちょっと、早いな〜。』と思いつつ、読む前にアメリカの歴史のさわりを説明してみました。
     
     アメリカの大陸には、黄色い肌の人たちが最初に住んでいました。
     そこへ船に乗って、白い肌の人たちがやって来ました。
     白い肌の人たちは、住みやすい場所を切り開くと共に、黄色い肌の人たちを、奥地へと追いやりました。
     やがて、白い肌の人たちもたくさんになり、他国に負けぬ経済力をつけるため、働き手がもっと欲しくなりました。
     そこで、アフリカの大陸から黒い肌の人たちをお金で買って、たくさん連れてきました。
     以来、黒い肌の人たちの多くは、アメリカの南にの方で働かせられる奴隷となりました。
     
     奴隷は、自分の考えを持ってはいけない。
         自分でものを決めて行動してはいけない。
         ご主人様(白い肌の人)の言いつけ通りに生きなければならない。
         心も体も自由が認められていない。

     あの時首を傾げていた息子が、今春久々に手にした一冊です。
     読後、「この戦争のあと、黒人問題はどうなったのか?」と質問されました。
     残念ながら、ピンクの期待通りの世の中になるまで、まだまだかかりそうな事。
     オバマ大統領は、ほんの一筋の光でしかない事。
     目には見えない差別が、アメリカ社会の中にたくさん残っている事。
     
     あの戦争に参加した、北軍の白人と黒人の意識の隔たりが、二人の少年の姿に典型的な形で投影されていると思いました。
     
     ポラッコさんの5代前の方が、当のシェルダン(セイ)だったと言うことも、一つの衝撃でした。
     
     15歳の少年たちまでもかり出され、生死の山野を駆けめぐり、死から逃れたい・自由を勝ち取りたいと願いつつ戦っていたかと思うと、凄惨さがリアルに伝わってきます。

     経験のない我々が知りうる「戦争」は、時間数の限られた教育と選択を惑うほどのメディアをとおしてのものに頼るのみです。
     次世代の人々にとっては、説得力にかける脆弱なものと思われるかもしれません。
     が、とにかく語り継いでいくことが、一つの確実な手段であることは間違いないと思いました。

    投稿日:2010/01/05

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  • オバマ大統領就任をきっかけに紹介しました

    • 西の魔女さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    奴隷制度をなくそうと同じ志のもとに戦った
    白人の少年シェルダンと
    黒人の少年ピンクスに芽生えた友情が描かれています。
     
    読みながらこの戦いの中にある矛盾を感じました。
    同じ志を持って戦っているはずなのに
    白人と黒人は別々に部隊を組んでいるようでした。
    そして黒人の部隊には始めのころ武器も与えられず
    素手や棒のきれはしで戦っていたとか。
    後になって武器を与えられますが 
    おそらく白人部隊のおさがりだったのでしょう
    とても古い銃だったとありました。
    読む前は 奴隷制度の廃止=黒人差別の根絶…
    そんな気持ちでいましたが
    戦争に勝利し 奴隷制度が廃止となっても 
    (歴史を振り返れば分かりますが)
    悲しいかな…黒人への差別はなくならなかったのです。
    未来への希望を抱き入隊したピンクの気持ちを思うと
    とても残念な結末でした。

    残酷ですがこれが現実だし 
    アメリカの辿ってきた歴史なのですよね。

    そして折りしも今年 アメリカ国民によって
    黒人であるオバマ氏が大統領に選ばれました。
    この問題を解決していく上で 
    大きな一歩を踏み出したであろうこの年に 
    ぜひ紹介したい本だと感じ 
    昨年度、5年生のおはなし会に持って行きました。
    このおはなし会のあと 
    教室に絵本を一週間ほど置いていただいたのですが
    たくさんの子どもが手にとってくれたとか(息子談)
    紹介してよかったな…と思いました。

    投稿日:2009/06/09

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  • 真実の重みがどっしりと迫ってきます

    「みどりのふね」「あたまにつまった石ころが」「雪の写真家ベントレー」「ウエズレーの国」などを訳している千葉茂樹。彼の訳している本はどれも秀作ぞろいなので、この本も読んでみたくて選びました。

    もし自分が学校の先生だったら、小学校高学年や中学生に読んでみたいと思う内容です。

    南北戦争でまず思い浮かんのは「アンクル・トムの小屋」。この本も涙なしでは読めませんでしたが、このお話も実話だけあって、真実の重みがどっしりと迫ってきます。

    戦争中、けがをして倒れているところを黒人のピンクスに助けられた白人のシェルダン。

    二人は、シェルダンのけがが癒えるまで、ピンクスの母に面倒を見てもらいます。

    二人は共に少年兵。戦争は少年であっても容赦なく巻き込まれるということ、ピンクスは戦争を自分の戦争として捉えているのに対して、シェルダンは戦争が怖くて逃げ出した脱走兵。同じ少年でありながら、戦争に対する温度差。

    勇敢なピンクスに引け目を感じるシェルダン。

    戦場となったお屋敷で帰ってくるであろう子どものために危険を承知しながら屋敷に住み続けたピンクスの母。

    その母が、二人の少年をかくまうために、南軍の犠牲になってしまいます。この母親の気持ちは、母親ならではの無償の愛を感じさせます。

    絵本なのですが、ぎっしりと詰まった内容で、読者を惹き付けます。それと同時に戦争の悲惨さがひしひしと伝わってきました。

    投稿日:2008/05/11

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  • ピンクス・エイリー 忘れません。

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子17歳、女の子15歳、女の子13歳

    読者の責任と言うものを初めて感じた作品でした。
    この本の存在をしらせなければ。そしてみんなに読んでほしい、と心から願います。

    アメリカの奴隷制度の是非をかけた南北戦争での二人の北軍少年兵のお話。
    傷ついて倒れていた白人の少年兵セイを黒人少年兵のピンクが助けます。ピンクはセイを故郷へ連れて行きそこで静養させます。ピンクの母モーモーベイは親身に世話をします。その後、モーモーベイは二人をかくまうために敵軍に殺され、二人もつかまってしまうのです。
    ピンクはつかまった日に収容所で処刑されてしまいます。
    一方セイは何とか生き延び、家族を持ち自分の体験を子供たちに語り継ぐのです。ピンクの名前をこの世に残すために。彼には語り継いでくれる子孫がいないから。

    「彼の手」とはセイが大統領リンカーンと握手した手を意味します。ピンクが故郷でセイの手を握ったとき、モーモーベイは言いました。「リンカーンさんの手を握るのと同じくらいすごことだよ」
    ピンクとセイが収容所で引き離されるとき、最後の最後まで握りあっていた彼の手。それに触れていることは、言わば、本当に自分の人生を、使命を、アメリカの行く末を賭けて戦った戦争の心のよりどころであったのではないでしょうか。

    南北戦争に限らず、有史以来の戦争でピンクのように肌の色・人種が違うからと虫けら同然に殺された人は一体どのくらいいるのでしょう。
    その1人1人に当然人生があったわけで、本来ならば家族を持ち子孫を残せたはずの人々。
    ここにはピンク1人の名前しか出てきませんが、彼の名前を後世に留めることで、他の亡くなった人たちへの鎮魂に少しでもなれば、と考えました。

    セイは作者パトリシア・ポラッコの曾曾おじいちゃんにあたります。
    代々語りつかれてきた事。「この手はね、リンカーンと握手した手にふれた手なんだよ」そしてピンクス・エイリーの名前。

    それからもう一言だけ。
    作者パトリシア・ポラッコは自叙伝絵本「ありがとうフォルカー先生」のトリシアです。本当に素晴らしい作家だと思います。
    こちらも併せて、是非読んで見てください。

    投稿日:2008/07/24

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  • 実話のもつ力!

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子10歳、男の子7歳

    作者の家に130年間、5代にわたって語り継がれてきた実話だけに、
    読む人の心に訴える力は並はずれています。
    映画のようにドラマチックでもあります。
    でも、実話だということを最後につきつけられて、
    心にやきついてしまう・・・そんな感じですね。
    パトリシア・ポラッコのことは、読み聞かせ仲間が教えてくれました。
    これを読むと、自分も語り継がなきゃならない!・・・
    そんな気持ちになって・・・ちょっと長いけれど、
    5年生のクラスの読み聞かせにトライしようと思います。

    投稿日:2006/03/20

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  • 少年が語りつぐ南北戦争

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    原書は「Pink and Say」。
    南北戦争中に出会った黒人のピンクスと白人シェルダンの実話。
    生き残ったシェルダンが語りつぐという形の絵本です。
    北軍の兵士セイ(シェルダン)は負傷して動けなくなったところを
    同じ制服を着た少年ピンク(ピンクス)に助けられ、
    彼の家に避難させてもらいます。
    ところが、彼の母は二人をかくまったところで殺されます。
    そして二人も程なく収容所で別れ別れに。
    生き残ったセイは最後に握り合った手を忘れず、
    ピンクのことを語りつごうと決意します。
    戦争に対する使命感や嫌悪が鮮やかに描かれます。
    実話の持つ力強さでしょう。
    絵本ですが、内容的に小学校高学年にも難しかったようです。
    でも、いつかもう少し大きくなって、もう一度再会してほしいと思いました。

    投稿日:2005/12/09

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  • 心が震える本でした

    • みやびさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子7歳

    図書館で目にして手に取りました。
    涙があふれてどうしようもありませんでした。
    米国南北戦争中に出会った2人の北軍兵士。字を覚え本を読み、リンカーンの理想に共鳴する元奴隷、黒人少年ビンク。「リンカーンと握手した手」を持つことが唯一の誇りの、貧しく無学な白人少年セイ。負傷したセイをビンクが見つけ、母の隠れ潜む家に連れて行きます。愛情深い母モーモーベイに匿われ、2人は束の間穏やかな暮らしを送ります。けれど南軍の兵士たちがやって来て、彼らは見つかってしまうのです。
    収容所で引き離される時、ビンクは言います。「もう一度その手に触れさせてくれ、セイ。リンカーンと握手したその手に。」
    セイは生き延びます。北軍が勝利し、収容所から解放されました。けれどビンクは解放されることはありませんでした。セイと引き離されて数時間後には、既に殺されていたのです。
    セイは大人になり、結婚し子供をもうけます。そして彼は語るのです。自分を救ってくれたビンクのことを。なぜなら、ビンクには、語り継いでくれる子孫も、誰も、いないから。
    このような内容の絵本もあるのですね。
    「ほたる」(太平洋戦争末期の特攻隊員の話)などもそうですが、ある程度大きくなった子供に、是非読んで、知り、そして感じてほしいと思います。
    心が震え、痛みを残す本でしたが、読んで良かったです。
    私の子供にも、いつか読んで欲しいと思います。

    投稿日:2003/09/23

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  • 南北戦争を語り継ぐ実話

    • ムースさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子3歳

     米国南北戦争中に出会った2人の15歳の少年の実話。ジョージア生まれの黒人少年ピンクとオハイオ生まれの白人少年セイは共に北軍兵士。戦闘で傷つき味方からはぐれてしまったところ、偶然に出会った。負傷したセイを連れて、ピンクは母親モーモーベイの住む実家に立ち寄る。セイはそこで保養し元気になるが、敵である南軍がこの家にやって来る……。
     まず、このお話は涙なしでは読めません。一人で読んでも、息子と読んでも、どうしても最後は涙になります。
     物語は奴隷制度の是非を巡って南北が戦った南北戦争が背景。聡明なピンクとちょっぴり気の弱いセイのやりとりが、モーモーベイのあたたかい愛に包まれて進行します。セイは昔、北軍の大将とも言うべきリンカーン大統領と握手したことがあると言います。彼の手というのは、そのリンカーンと握手した手、つまりセイの手のことです。
     ピンクは黒人ゆえ殺され命を落としますが、セイはその後生き延びて自分の体験を語り継いで生きます。この絵本の作者ポラッコの家に実際に5代に渡って(130年間)語り継がれてきた話というだけあり、ズシリと胸を打ちます。最後の最後は、本当に泣けます。こうやって歴史を語り継いでいかなければ、と米国イラク攻撃が始まったからこそ感じます。
     息子はすでに米国の学校で読んだことがあるとのこと。まだ奴隷制度や戦争について学ぶ学年には至っていませんが、多民族国家であるからこそ、少しずついろんな視点から歴史を掘り下げて話していきたいと思っています。ピンクとセイのお話は、当地のチルドレンズ・シアターでも何年か前に上演された作品でもあります。いつまでもこの国の歴史を確認するために、読み続けたい秀作です。
     原作は「Pink and Say」。表紙は2人の少年が並んでいる絵ですが、邦訳の方は語り継ぐ手が表紙。はじめちょっと意外に感じましたが、今は「手」の表紙の方が物語の核心をついていると感じています。

    投稿日:2003/04/10

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