「はじめてのおるすばん」 みんなの声

小さい頃、親が買って来てくれた本。留守番って、本当にドキドキするんですよね。誰も来ませんように・・・って。その頃読んでいても、みほちゃんの不安な気持ちに感情移入しまくっていたのを覚えています。最近いろんな犯罪がおこっているので、お母さんの言うことをちゃんとまもったみほちゃんのように、自分の身を守るすべを小さい頃から身につけさせなければいけないなぁと思います。そういう意味で、この本はお留守番のお手本にもなるのでは？

私もこども時代に読んでもらった記憶がある絵本です。
3歳でお留守番というのが、今の時代にはあっていないような
気がしますが、お留守番をしているみほちゃんの気持ちが、
よく表現されていて、こっちまでドキドキします。
娘も二歳の頃から大好きな絵本で、字の読めない頃から、
最初の方を覚えて暗唱していました。

子供の心の中の世界を描いたとても優秀な絵本だと思います。一人ではじめてのおるすばんをすると、色んな苦難が襲ってきて、でもそれに対応しなくてはならないのに、どうしていいか分からない、、、大人はそれぞれ都合によって要求をしてくるのに、どうしよう･･･新社会人になったときに感じた不安を思い出したりしました（笑）結構、そういう意味で子供にとってはサスペンス系。どきどき感がたまらないのか、何回も読まされています。

３歳の女の子が、はじめて一人でお留守番するというお話。私自身が母から子ども時代に読んでもらった、たくさんの本の中でも、この本は特に印象深いです。

この絵本のすばらしいところは、
「徹底的に子ども目線で書かれていること！！」
誰もいなくなりシーンとした部屋で感じる心細さ･･･。
誰かが尋ねてくるたびに高まる恐怖心。
見事に表現されていると思います。
私自身も子ども時代は主人公に自分を重ね合わせて
一緒にドキドキしながら読んでもらっていました。

大人になるといつのまにか子どもの頃の
気持ちを忘れてしまいがちです。
だからここまで子どもの目線に立ったお話を描ける作者を尊敬します。

娘は１年生になっても、ひとりで留守番ができません。
１歳の頃は、ちょっとなら一人で大丈夫と言って、お留守番してくれたのに、２歳を過ぎた頃から　急にお留守番ができなくなり、今に至っています。

さすがに１年生になったのだから、お留守番をしてもらおうと久しぶりにこの本を借りてきました。

はじめは大人しく聞いていた娘でしたが、郵便屋さんのこづつみのお知らせの紙をゴミ箱に捨ててしまう場面が来たら
「やめて、こわい。」
ははあん　いつものこわがり虫です。
次の展開を自分の中で想像して絶対大変なことになると思ったらしいのです。
きっとこの子お母さんにすごく叱られるわ。とか　そのことで郵便屋さんに怒られちゃうんだわ。とか想像してるんだろうなと考えると、娘が可愛くて楽しくなってしまうのです。

しかし絵本のおかあさんはみほちゃんを叱ったり、怒ったりしません。困ったことにもなりませんでした。
娘はホットしたようで、満足そうにこの絵本を見てました。

みほちゃんは３歳なんだよねと、年のことを少し気にしていましたから、６歳になった娘が少し勇気を出してお留守番してくれるといいのになあ。

私が子供の時この絵本を読んだとき、新聞集金のおじさんがドアのポストの穴から覗き込むページは本当怖かったです。
同じように息子も怖かったようです。
同じ反応に親子を感じちゃいました。

誰もが経験するおるすばんの状況を子供の視点で描かれています。
子供に一度は読ませてあげたくなる作品です。

長女が保育園で借りてきたもの。表紙は目にしたことがあるもので、読んでみたら懐かしい感じがしました。ポストから覗いているあの目！あー、子供の頃読んだことあったなあと思い出しました。
お留守番を頼まれて、ちょと誇らしげ、でも心細くて不安で・・・。そんな気持ちが子供たちには伝わったようです。

３歳のみほちゃんがおかあさんからお留守番を頼まれて一人ではじめてのお留守番を経験します。
「こづつみ」が届いたことを知らされても「いりましぇん」と追い払ってドアを開けなかったり、新聞屋さんをめだまのおばけと思って怖がったり、３歳児の視点で絵本が描かれている絵本だなと思いました。
「お留守番」を無事こなしたみほちゃんにおかあさんがちゃんとご褒美の大好きなプリンをあげて絵本の内容が締めくくられていますので、本当にお留守番頑張ったんだということが子どもにも理解できますね。

うちの４歳の息子はお留守番をする意欲があるのですが、ここだけの話、まだちょっと・・・。
隣にお店があるので、私はそこに５分以内で買物してくる時、お留守番をお願いすることがあります。
｢ベルがしてもあけちゃダメよ｣ってお約束して行くのに、私が急いで帰ってきて、ベルをわざとならすと、バシャと玄関の鍵を開けてしまうのでした。
これじゃと思っていた時、｢そろそろ、『はじめてのおるすばん』読んでみようかな？｣と思いました。
私も３０年近く前に読んだ名作でした。
息子には、まだ難しいお話かななんて避けていたところがありましたが、むしろ遅かった位で、お話の内容私が思っていたほど、難しくなかったです。
みほちゃんは、むしろ用心して鍵を開けませんでした。
｢今度は上手にお留守番してみようかな？｣と息子のやる気を出してくれました。
｢プリンじゃなくていいから、お土産買ってきてね｣って、しっかり頼まれてしまいました。

うちの子が今３歳です。
ちゃんと玄関の扉を開けないで、じーとみほちゃんなりに考えて応待していた。
お留守番て思わずお客様、電話。
子供ながら一人では怖いですよね。
うちの子ならお母さんが戻ってきたら大泣きだろうな。
でもみほちゃんは、泣かないでちゃんと
お母さんにお留守番のご報告をしていた。
偉いですね。
しんぶんやさんのポストを開けての目はさぞ怖かったでしょうね。
みほちゃんのお母さんもみほちゃんの顔を見たらホットしたでしょうね。ちょっと成長したって。