まくらのせんにんさまと、ふたりのお供、
しきぶとんの「しきさん」と、かけぶとんの「かけさん」。
フワフワの可愛らしいキャラクターに癒されます。
クレパスで描いたような、ほのぼのとしたタッチの絵、
キャラクターたちの表情や仕草に微笑んでしまいます。
ひとだすけのお話、と設定はシンプルなのですが、
絵本で遊ばせる仕掛けが秀逸!
キャラクターたちが、
「そこの あなた。」
と読み手に声をかけてくるのです。
読み手は、困っているキャラクターたちを助けるために、
本を逆さまにしてあげたり、トントン叩いてあげたり、
その手助けによって「ひとだすけ」が成功!
最後には皆にお礼を言ってもらえます。
本棚にあると、あの中のみんな、どうしてるかな?と、
思わず開いてみたくなる本。
そしてシリーズの別の作品も探してみたくなる本。
この後、『まくらのせんにん さんぽみちの巻』も読みました。
相変わらずの、ほのぼの三人組に心が温まりました。