「11ぴきのねこ」シリーズで有名な大好きな馬場のぼるさんの絵本です。だから、辛口批評は心が痛むのですが・・・。
ごりらのごんちゃんが散歩していると、さるたちが輪投げをしていて、楽しそうなので入れてもらいますが、うまく入りません。
ゴミ捨て場からタイヤを見つけたごんちゃんは、ひとりで輪投げをやってみると、今度はうまく入り大喜び。調子に乗ったごんちゃんは、だちょうやしまうま、きりんの首に次々タイヤを投げ・・・。
例えごんちゃんに悪気はなくても、びっくりして逃げ回る動物たちの表情を見ていると、疑問に思えます。
ラストには、ごんちゃんが逆にタイヤを投げられ、グルグル巻きになって、「目が回るよー」ところがっています。それを、「ゆかい ゆかい!」と笑って見ている動物たちの姿も、嫌だな〜と感じる人は私だけじゃなはず。
せめて、最後に仲直りするシーンがあればよかったのに・・・。
「そんなつもりで、かいたんじゃないよ!」と、天国から馬場のぼるさんの声が聞こえてきそうですが・・・。