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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ワンガリの平和の木」 パパの声

ワンガリの平和の木 作・絵:ジャネット・ウィンター
訳:福本 友美子
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2010年02月
ISBN:9784776403821
評価スコア 4.75
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  • マータイさんの平和への戦い

    アフリカ女性初のノーベル平和賞受賞者。
    「モッタイナイ」の日本語を世界に広めった環境保護活動家。
    そして、国連平和大使として世界を飛び回ったマータイさんが2011年9月25日に亡くなりました。
    改めて伝記絵本の『ワンガリの平和の木』を読んでみると、マータイさんの笑顔は、苦難を乗り越えきた笑顔だと感じます。
    樹木伐採のために砂漠化していくケニヤの大地に緑を取り戻そうと決意したマータイさん。
    環境保護のリーダーとして女性たちの支持を集め、数本の植樹から壮大な植樹活動を展開していきます。
    輸出資源として伐採を続ける国と対抗することになります。
    反政府活動家として投獄されたり、マータイさんについていけない夫との離婚があったり、大統領選挙に立候補しようとしたり、マータイさんの略歴を見ると波乱に満ちています。
    そして、その中でマータイさんは自分の意志を曲げることはありません。
    この本は、マータイさんの植樹運動を描きながら、マータイさんが平和のために多くの木を植え続けた伝記でもあります。
    この本を読んだ後、マータイさんの人生についていかに語るか、予習も必要のようです。

    投稿日:2011/10/13

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  • 絵本の伝記はかくありたい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    ケニア出身の女性環境保護活動家のワンガリ・マータイの自伝の絵本。
    彼女は、2004年に「持続可能な開発、民主主義と平和への貢献」のため、環境分野の活動家としては史上初のノーベル平和賞を受賞しています。
    また、2005年2月14日から10日間、京都議定書関連行事出席のため来日した際、「もったいない」という言葉を知って感銘を受け、「MOTTAINAI」キャンペーを展開し、日本でも馴染み深い人物でもあります。

    彼女は、ケニア山の麓のイヒデという村の生まれ。
    緑豊かな土地だったのですが、6年のアメリカ留学を終えて戻ってみると、村の景色は一変していたのです。
    ワンガリは、木々が切り倒され、土地は痩せ、綺麗な飲み水も少なくなった現状を憂いて、自分の家の裏に9本の苗木を植えたのです。

    これが、かの有名なグリーンベルト運動の始まりです。
    その運動の広がる様が、実に上手く描かれています。
    それこそ、グリーンベルト運動という言葉に相応しい構図で苗木が植えられていく様子は、言葉で語る何十倍も分かりやすいもの。
    その課程で、女性が生き生きと変貌していく姿には、思わず拍手をおくりたくなることでしょう。

    平易な文章と分かり易い絵が相まって、伝記として素晴らしい仕上がりになっています。
    読み聞かせというよりは、小学校低学年のお子さんが自分で考えて読むのに適している絵本だと思います。

    「わたしたちには、地球が傷をいやすのを助ける使命があります。
    助けながら、自分の傷もいやしていくのです−それはまさに、命あるすべてのものを、その多様性も、美しさも、不思議さもふくめて受け入れることなのです」
    ワンガリのこの言葉は、環境問題を考える上で、心の琴線に触れるものだと思います。

    投稿日:2010/09/24

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