文章だけ読んでしまった1回目。正直わかるようなわかったような・・。
娘には面白くない!といわれました。
でももう一度読んだとき、ようやく白黒の世界からカラーで描いた作者の心情がわかってきました。
電車の中だけではありませんが他人と隣り合わせで座ったりする機会は多くあります。
ちょっと緊張するし出来れば関わりたくないと思うことも。
あの人怖そうだなとか・・勝手に見た目で判断してしまうことも。
でも些細なことで心がほぐれる瞬間がありますよね。
その瞬間白黒がカラーに変わるんですね。
最後はみんなにこにこして電車を降りていきます。
この白黒とカラーの意味がわからなければ面白さはわからないでしょうから5歳の娘にはつまらないと思ったのかも知れません。
作者の優しさが感じられる1冊です。