「あしなが」 なかなかよいと思う みんなの声

「はらすきー」を読んで、こちらも読みたくなりました 。
人を見かけだけで判断したり、噂話を口にするのは危険ですね。
急速に発達したSNS社会の問題点にも共通しているテーマだと思いました。
ケンがあしながと直接コミュニケーションをとったことで、誤解が解け真実があきらかになり、とても納得のいく結末でした。

噂ばかりが先行してしまった犬たちの日常を描いたお話です。

変な噂が広まり、あしながは他の犬たちから“嫌な奴”というレッテルを貼られてしまいます。
けれどもケンが真実を知った時、あしながの本当の優しさに心を許します。

これって犬の世界だけでなく、私達の人間界にも存在する出来事ではないでしょうか？
大人が読んでも、噂話の恐ろしさを十分に考えさせられた一冊でした。

犬の世界の“嫌な奴”から“友達”に変わる日までを描いた、心温まる絵本でした☆

噂話の怖さ、思い込みで他者を仲間はずれにする事の愚かさ、そんな事を教えてくれる内容。
絵もかわいらしく親しみやすいので幼児にも読んであげられると思うけど、内容は小学生に向いているかな。
いじめ・偏見を考えさせられる一冊。
最後のあしながのセリフ
「ぼくにそんなすてきなあだなが・・」のところは　ちょっと切なくちょっとほっとする不思議な感覚があって、とても良いシーンだと思います。

まず、

いいお話でした！

これは、子供だけでなく、大人にも読み応えのある絵本だと思います。
”もりおとこのしごと”も良かったですが、こちらもいい！

勝手に噂話で悪口ばっかり言って、本当のことなんて誰も知ろうとしない、のら犬たち。
でも、本当の姿を知ってしまうと・・・・

ケンってすごいなと思います。
本当の姿を知ったからといって、見て見ぬふりをして風潮に流されてしまうことだってあると思うんです。
でも、ケンはちゃんとほかの野良犬たちの誤解をといてあげた。
勇気のいることだと思います。
こうやって、世の中のいじめなんかも減っていけばいいのになぁと思います。