話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ぶどう酒びんのふしぎな旅」 パパの声

ぶどう酒びんのふしぎな旅 原作:H.C.アンデルセン
絵:藤城 清治
訳:町田 仁
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\3,143
発行日:2010年04月
ISBN:9784061324244
評価スコア 4.86
評価ランキング 69
みんなの声 総数 21
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 藤城さんの絵がたまらなく素晴らしい

    アンデルセンのお話も素晴らしいのですが、見返すたびに藤城さんの影絵にウットリしてしまいます。
    ワインでいえば芳醇なブルゴーニュの赤。
    しかもワイナリーでかなりの年月寝かされて熟成した極みを感じました。
    多分あとがきにもあるように、藤城さんの思いが、ここまでの精度と味わいを深め、集大成の形でリメイクされた渾身の作品だからでしょう。

    話はワインボトルの数奇な旅と、ワインボトルが出会ってきた人々と冒険。
    しあわせな二人が1年後の結婚式を約束したのですが、男性が航海に出た先で遭難してしまいます。
    恋人は許嫁への手紙を空のワインボトルに託します。
    ワインボトルは二人のしあわせの絶頂から、長い年月の後に年老いた彼女との再会までの旅を語ります。
    ワインボトルは出会ったこと見たものをただ受け入れただ見届けるだけ。
    いくつかの悲しみがさりげなく即物的に語られます。

    話に紆余曲折があるので、何度読み返しても飽きません。
    そのくせお気に入りの映画のように、感動の中にすっかり引きこまれてしまいます。

    そして藤城さんの絵。
    黒の凛々しさと、彩色をほどこした背景の調和がたまりません。
    あるときはスケールの大きな絵画のように、あるときは話を浮かび上がらせる黒子のように、そして動画のように…、絵本の一部であるのが申し訳ないように満ち溢れています。
    ワインボトルの中にいろいろな思い出を浮かび上がらせ、表現もくっきりしていたり、ぼやかしたり、心の中で香りが拡がって行くように思いました。

    大人にとっては、ワインかウィスキーを楽しみながら味わう絵本のようです。
    思春期を迎えるロマンチック世代にお薦め。

    投稿日:2011/02/02

    参考になりました
    感謝
    3

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / がたん ごとん がたん ごとん / くだもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(21人)

絵本の評価(4.86)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット