最近中国をはじめ、アジア諸国や、今まであまり日本で紹介されていなかった国々の昔話が語り用の本や絵本になって、次々に出版されているようです。
このお話集は2006年に出版されていました。邦訳は中村修さんです。
これは、比べては申し訳ありませんが、
他の韓国や中国、朝鮮半島の昔話集と比べて、
大変読みやすいし、子どもにも理解しやすい形で書かれています。
ですから、興味のあるお子さんなら、小学校中学年くらいから1人読みでも楽しめますし、
1話1話が短いので、身近な大人やお話の語り部たちが、おきにいりの楽しいお話を語ってあげるのも、素敵かもしれません。
朴民宜(パク ミニ)のイラストもお話にすごくあっていて、面白かったです。
日本の昔話によく似た話やロシアや中国の昔話とよく似たものがあるのに驚きました。
また、韓国(朝鮮半島)ならではのならわし、風習、習慣なども読みとれるので、韓国に興味のある人が読んだら、とても楽しめるんじゃないかと思います。
いつか子どもたちにブックトークなどして、紹介したい作品です。