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ゆきこんこん物語」 パパの声

ゆきこんこん物語 作:さねとうあきら
絵:井上 洋介
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2006年01月
ISBN:9784652012086
評価スコア 4
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  • 哀愁三話

    読み終えてなんだかしんみりしてしまう三つの作品からなる『ゆきこんこん物語』。
    確かに、雪の日のもてあます時間にはぴったりの作品です。

    「ゆきんこ十二郎」
    雪をうまく降らせることができない、雪女の12人兄弟の末っ子の十二郎。
    自分に優しい娘のミネのために、一生懸命努力するのですが、十二郎の失敗でミネは、人買いに売られていく羽目になります。
    怖い話なのかもしれないのですが、十二郎の健気さがいじらしくて、しんみり。

    「おにひめさま」
    なだれにまきこまれて、大名行列から一人助かったお姫様。
    助けてくれた老夫婦のやさしさを、殺そうとされているという大きな勘違いで殺してしまいます。
    人を信じられない性がお姫様を鬼に変えてしまう。
    ちょっとしたことから鬼になってしまうのが、人間の弱さ。
    邪気溢れる作品ですが、どこかたまらなく切なくて、しんみり。

    「ベッカンコおに」
    鬼と知り合った盲目の娘。
    やさしくされて夫婦になります。
    自分には禍が降りかかると言われながらも、娘の目が見えるようにと薬草を探していたところ、娘の父親に鉄砲で撃たれてしまいます。
    勘違いが生んだ悲しみ。
    鬼は心優しくても、やはり鬼なのでしょうか。
    差別と障害者の話はどうしても、哀愁が溢れていて、しんみり。

    井上洋介さんの絵のおどろおどろしさに対して、3作とも心洗われるようなお話。
    でも、現代っ子にはこの、味わいは難しいかもしれません。

    投稿日:2012/04/16

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